1998年リリースの3rdアルバム『メザニーン』の20周年を迎え、マッシヴ・アタックが同作のリイシュー盤を発売することは先日報じた通りだ。
この発表の前には『メザニーン』に収録された11曲を92万個のDNA鎖にエンコードした、スペシャル・リイシュー版の制作を明らかにしていたマッシヴ・アタックだが、今回それをもう一歩先に進め、同作をDNAにエンコードしたスプレー塗料として発売することを新たに発表した。
「FACT Magazine」が報じるところによると、マッシヴ・アタックはプレスリリースで、黒のマット塗料が入ったスプレー缶を限定発売することを発表。このスプレー缶には『メザニーン』のDNAが入っているとのことで、スプレー缶1本におよそアルバム100万枚分が含有されているようだ。
この発表にあたり、長年にわたって覆面グラフィティ・アーティストのバンクシーではないかと噂されている3Dは、次のように語っているという。
DNAエンコードされたスプレー塗料は匿名性を求めるストリート・アーティストに使われる可能性は低そうだが、過去作品をしまっておく方法としては独創的だ。
なお、スプレー缶に入った『メザニーン』をどうやって再生することができるのかは明らかにされていない。
スプレー缶はマッシヴ・アタックの公式オンライン・ストアから注文が可能だ。