今年も盛り上がった! 星野源と藤井隆の『ANN』カラオケパーティーの全容

12月11日の25時から放送された『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)ではゲストに藤井隆を迎え「源と隆のクリスマス!2時間ぶっとおしカラオケパーティー!2018」が開催された。


今年8月に放送された『おげんさんといっしょ』での共演も記憶に新しい、お馴染みの星野と藤井の2人が、1年の締めくくりにカラオケパーティーをこの番組で行うのも今年で3年目。もはや、リスナーにとって恒例の行事になりつつある。1曲目に星野が歌ったのは橋本潮“ロマンティックあげるよ”。アニメ『ドラゴンボール』のエンディング曲として有名なこの曲はこの日、仕事が一緒だったというハマ・オカモト(OKAMOTO'S)からのリクエストだそう。今回は、この曲を皮切りに、“恋”など自身の曲をメインに歌っていた例年以上に80年代から90年代の邦楽が並ぶカラオケパーティーになった。星野が次に歌ったのは83年にリリースされ、未だに夏の曲として定番の稲垣潤一“夏のクラクション”。多少の歌真似も入れながらしっとりと歌い上げた。3曲目に歌われたのは、事務所の先輩、サザンオールスターズの“慕情”。「高校生の時、学校に行けなくなったその間、毎日お風呂場で歌っていた」というエピソードが語られた。

一方の藤井は、「この歌、大好きだった」と、当時のメンバーの名前を間奏に挟みながら、東京パフォーマンスドールの“Shadow Dancer”を1曲目に選曲。2曲目には「今年歌わなきゃいけない曲があるんじゃないか」と安室奈美恵“Golden Touch”をダンサブルに歌い上げた。番組も終わりに近づいてきたころ、3曲目はこの日、藤井が司会をしていた大阪での生放送番組『第18回わが心の大阪メロディー』で共演したDA PUMPの“Com'on! Be My Girl!”。「ここ最近ずっと聴いてる曲」だと言い、キーの高さにISSAのボーカリストとしての凄さを実感する場面も。カラオケパーティーでは、途中でお互いがオンエアする曲を選曲する時間もあり、星野は先週のオールナイトニッポンで初解禁した新曲“Pop Virus”をオンエア。そして、藤井は自身が主宰する音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」から今年6月リリースの、m.c.A・Tが手掛けたレイザーラモンRGの“いただきます”をオンエアした。演歌とクラブミュージックが融合した「演歌TRAP」という新ジャンルの曲にRGによる食育をテーマにした歌詞を乗せており、藤井も「すっごく気に入っている」という。星野も《生きとし生けるものでした》という歌詞を称賛した。

最後は、2人のデュエットによる松浦亜弥の“ね~え?”で締めくくられた。妙に星野と藤井の2人のボーカルがポップなアイドルソングのこの曲に合っており、楽しさを残したまま2時間のパーティーは終わった。

カラオケ以外の時間は終始、例年通りお酒も入った藤井の最高な悪ふざけと星野のかけあいで展開され、中でも2人が共演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本を担当した野木亜紀子とのツイッターを通したやり取りには笑わされた。そんな中でも今回、ダンスミュージックが多かったからか、藤井のシンガーとしての声の魅力が特に感じられた。上手いだけではない「声」そのものにリスナーを惹きつける力があるのは星野とも共通していると改めて感じられた。平成最後の「源と隆のクリスマス!カラオケパーティー」は、昭和の名曲から、平成を彩ったアーティストの曲まで総括した懐かしさあふれる深夜の宴になった。(菊智太亮)
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