元ジューダス・プリーストのK.K.ダウニングのギター、2000万円超で落札。『運命の翼』で使用のギブソンに予想の10倍の値
2018.12.16 10:00
2011年4月にジューダス・プリーストを脱退したギタリスト、K.K.ダウニングだが、彼が長年使用していたギターがオークションにかけられ、15万ポンド(約2155万円)で落札されたことが明らかになった。
「Blabbermouth」によれば、オークションにはダウニングがジューダス・プリーストのアルバム『運命の翼』や『黄金のスペクトル』などで使用していたという1967年製のギブソン・フライングVが出品されていたという。
オークション前は1万5000ポンドから1万8000ポンドほど(約215万円から258万円)での落札が予想されていたが、結果としてその約10倍となる金額で落札されたようだ。
12月11日にロンドンのボナムズで行われた同オークションでは、この他にもダウニングのギターが11点出品されたとのこと。一緒に出品された1971年製ギブソン・フライング・V・メダリオンは8万1000ポンド(約1163万)で落札され、こちらも予想を上回る高値で取引された。
ギターの他にも、マーシャルのアンプヘッド、アルバム『復讐の叫び』と『ターボ』のツアー中にダウニングが使用していたレザー・ジャケットなども出品されたとのこと。
今年初め、ダウニングは“Breaking The Law”や“Living After Midnight"などを含む、136曲のジューダス・プリーストの著作権を売りに出し、自身がイギリスのシュロップシャー州で経営している高級ゴルフ・コースの立て直しに費用に使ったと報じられている(ゴルフコースは、昨年10月に破産申請が出されていた)。
著作権の販売を行ったFRPAdvisory LLPによると、ダウニングが販売した権利は1年に34万ドルから40万ドル(約3861万円から約4543万円)が受け取れるほどだという。この著作権には、ダウニングの分の曲の著作権、作曲の著作権、マスター音源のロイヤリティが含まれているという。