flumpoolの再始動に寄せて――結び直された絆とこれからの未来の話

山村隆太(Vo)の歌唱時機能性発声障害を受け約1年間活動休止していたflumpoolが、バンドの結成日にあたる1月13日に大阪・天王寺公園でゲリラライブを開催。再始動を宣言した。本当に良かった。その一言に尽きる。

来月からは早くもFC会員限定のツアーが始まるほか、現在は5月にリリースするシングルのためのレコーディングの最中だという。休止前ラストライブでの若干痛々しい様子すらもオンエアに乗せた1月18日放送の『news zero』(日本テレビ系)内の特集、そしてメンバー4人がゲスト出演し本音でトークした20日放送の『802 BINTAN GARDEN「flumpool・is・Back!!!!」』(FM802)でも言っていたように、山村の不調は原因不明とされており、復活の目途がなかなか立たないような状況が続いていた。それでもいざ再始動するとなった時に、これだけ勢いよくスタートダッシュが切れる状況が整っているということは、つまり、バンドがいつ復活してもいいように、メンバーおよび彼らを支える周囲のスタッフが調整と準備を重ねていたということだろう。復活ライブでの山村は、丁寧に、言葉の隅々にまで息を吹き込むように歌う姿が印象的だった。

メジャーデビュー以前、地元・大阪にて路上ライブを行っていた彼らにとって、天王寺はいわば原点の地。奇しくも休止前には「イメージし直す」、「未来をやり直す」という意味を込めた「Re:image」という名のツアーをまわっていた彼らが、このタイミングでもう一度この場所に帰ることを選んだ意味は大きい。最初に行うツアーが1年間彼らを待ち続けたファンとの絆を結び直すためのツアーであることも、5月スタートの全国ツアーで訪れる最初の4ヶ所が当時やむなく公演中止の決断をした土地であることもそう。これまでもこれからも、彼らはいくつもの「Re:」を積み重ねることによって一つずつ成長してきたバンドなのだ。

だからflumpoolは、ここからさらに強くなっていくに違いない。おめでとう。そしておかえりなさい。共に未来を描ける日が再びやってきたことを、心から嬉しく思う。(蜂須賀ちなみ)
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