『ライヴ・アット・レディング』として知られる「Reading Festival」のニルヴァーナの伝説のステージでカート・コバーンが着用していた病衣が、オークションに出品されることがわかった。
「NME」によると、1992年にカートが着用した病衣には、米オークションハウスRR Auctionsにて40,000ポンド(約578万円)の値がつくと見られているとのことだ。
衣装としてカートが着用していたこの病衣は1994年のカートの死後、妻のコートニー・ラヴが追悼式に出席していたファンに譲ったと伝えられており、そのファンは病衣を25年間大切に保管していたという。
なお、「Reading Festival」のヘッドライナーを務めた当時について、デイヴ・グロールは昨年の「Kerrang!」のインタビューで以下のように語っていたとのこと。
「Reading Festival」に出演するってなったとき、俺らが演奏しないんじゃないか、キャンセルするんじゃないかって噂がたってたんだ。
俺がバックステージを歩いてたときに、オープニングで出演していたバンドの友達が「ここで何してるんだ?」って聞いてきて、俺は「俺らがヘッドライナーだ!」って返したら、あいつら「まじで演奏するの?!」って。
素晴らしいライブだったよ。あれ以降イギリスで演奏することがなかったのは、寂しいことだけどね。だってあれ以上はないから。イギリスでは充分なライブができたんだ。あの思い出には少し誇りを持っているけど、悲しいものでもある。だって、二度目はないんだからね。
なお、同バンドの1991年にシアトルのパラマウント・シアターにて行ったライブ音源が、アナログ盤でリリースされることが決定している。
関連記事は以下。