2月にジャパン・ツアーを開催したばかりのイエスだが、ドラマーのアラン・ホワイトが2015年に亡くなったベーシストのクリス・スクワイア、そしてレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと共に録音したという過去の音源について、改めて言及していることがわかった。
「Rolling Stone」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、3人は過去に「Ex Yes and Led Zeppelin」を意味するXYZというプロジェクトでレコーディングを行ったが、1981年に自然消滅してしまったという。
XYZが始まった経緯について、アラン・ホワイトは次のように語っていたとのこと。
クリスに、「ジミー・ペイジが、お前に西海岸に来てほしいって言ってるぞ」って言われてね。だから、しばらくの間ジミーのスタジオでジャムり始めたんだ。クリスも俺もアイディアがあったし、俺達が録音した音源のほとんどはクリスと俺が書いた曲だったけどね。
さらに、アランはロバート・プラントが参加していたら、XYZはバンドになっていたかもしれないともコメントしている。
そうしてたら、Peter GrantやBrian Laneといったマネージメントが関わってきたんだ。ロバートが音源を聴きに来たけど、彼にとっては少し複雑に感じていたみたい。もしロバートが参加してたらバンドになってかもしれないが、マネージャーが関わってきたから立ち消えになってしまったんだよ。
しかし、2~3年前にアランがアメリカでジミー・ペイジに会った際、XYZについて話をしたそうで、当時レコーディングした音源について、以下のように語った。
ジミーが、「そのテープを見つけて、完成させてアルバムをリリースしたい」って言ってたんだ。俺が「電話をくれよ」って答えたんだけど、ジミーがイギリスに帰ったからプロジェクトは保留になったんじゃないかな。
ジミーに連絡を取って「テープを完成させよう」って言うべきかもね。ロバートに歌わせるか何かしてもらえたら素晴らしいだろうな。
2月に来日したイエスのライブ・レポートは以下。