ジャック・ホワイト、FMトランスミッターを使用するミックス方法を考案。ラカンターズの新曲音源を使った解説動画公開!

ジャック・ホワイト、FMトランスミッターを使用するミックス方法を考案。ラカンターズの新曲音源を使った解説動画公開!

2008年のアルバム『コンソーラーズ・オブ・ザ・ロンリー』以来となるニュー・アルバムのリリースを控えるザ・ラカンターズだが、ジャック・ホワイトが考案した新たなミックスの方法について説明する動画が公式Instagramで公開された。


動画では、ザ・ラカンターズの新曲“Shine The Light On Me”をFMラジオのトランスミッターと無線機を使ってミックスするやり方がジャック本人により解説されている。

この方法により、「車内のラジオで自分の曲がどんな風に聴こえるか」をリアルタイムで確認しつつミックスを進めることができるとのこと。

Instagramでは、以下のような説明文が動画と共に投稿されている。

ジャック・ホワイトが、自身が生み出したマスター・ミックスのテクニックを披露します。ちなみにザ・ラカンターズはSputnik Sound(スタジオ)でヴァンス・パウエルと新しいアルバムをミックスしているところです。新曲のうちの1つ“Shine The Light On Me”をスタジオ内からFMトランスミッターを使い放送します。

外の駐車場では、使われていないFM周波数でその電波を受信します(この放送装置はせいぜい30メートルくらいの距離までしか届かない微弱な信号を送信する)。そしてバンドは駐車場で聴いたミックスについての意見を無線でコントロール・ルームにいるエンジニア(ヴァンス)に伝えます。

このやり方ならアーティストはリアルタイムでミックスできて、しかもその曲がラジオでどう聴こえるか正確に把握できて、それが素晴らしいサウンド・システムTesla Model Sによって実現しました。

これで大幅にミックスの工程をスピードアップでき、アーティストがスタジオで「できた」と思ったあとに、家に帰るまでの車中で聴いてみたら「キック・ドラムの音が大きすぎる!と気づいてミックスをやり直すということも減らせます。



なお、バンドのニュー・アルバムは今年中にリリースされる予定であることが発表されており、現地時間4月6日には米ナッシュビルで開催されるサードマン・レコーズの10周年記念イベントにて、約8年ぶりとなるライブの開催が予定されている。
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