ノエルがソロ10年で覆してきた固定概念とは? 「若干イラッとくるけどね、素直に音楽そのものを聴かないっていうのはさ」

ノエルがソロ10年で覆してきた固定概念とは? 「若干イラッとくるけどね、素直に音楽そのものを聴かないっていうのはさ」 - 『rockin'on』2019年7月号より『rockin'on』2019年7月号より

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとして、今週6月14日に新EP『ブラック・スター・ダンシング EP』をリリースする予定のノエル・ギャラガー

『ロッキング・オン』7月号では、5月に東名阪を回ったジャパン・ツアーを成功させたノエルへの直撃インタビューを掲載している。

2017年リリースのアルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』から一気にサウンドを変化させたノエルだが、新EP表題曲“Black Star Dancing”ではさらに異なるテイストの楽曲にトライしている。

ノエル自身、ソング・ライティングについてどのような意識を持っているのだろうか。

俺は人がどう思っているかはどうでもいいんだよ。もし俺が人の期待を気にしていたら“ブラック・スター・ダンシング”なんて出してないわけで。もし音楽ビジネスに25年携わっていて、一緒に仕事をする人から何も学んでないやつがいるとしたら、そいつはバカだよ。

(中略)“ブラック・スター・ダンシング”を人前でやった時も、曲が始まるとみんなが「え、全然違う」とかなって、俺は「そう?」みたいな、そういう反応は面白いよ。まあ若干イラッとくるけどね、素直に音楽そのものを聴かないっていうのはさ。曲が終わってもいないうちに曲について語り出したりね。まず聴けよ。言っとくけどこれは曲だっつうの。意味がどうとか気にすんなよ。その音楽が好きならただ好きってだけでいいだろ。


また、今年でソロ活動をスタートしてから10年という節目を迎えたノエルだが、バンドに女性コーラスを入れたり、作曲をベースで行うなど数々の変化を取り入れてきたことについて、今現在の心境を以下のように語った。

これまでのレコーディング人生における俺のメンタリティっていうのは、ギターを手に取って、そこから何が出てくるかっていうものだった。でも今の俺のメンタリティはそれとは全く違う。俺が最初に向かうのはベースなんだよ。

で、次のレコードに入れる曲をベースで弾くと、ファッキン・グレートだ!と思うんだけど、同じ曲をギターで弾いてみると、それほど良くないわけ。それは俺のメンタリティが変わったから。俺がこうやっていろんなスタイルの音楽を作ってるのは、俺の頭の中が変わったからなんだよ。そしてだから、オーディエンスはそれを拒否するんだ。俺が自分のメンタリティを変えようとしてるって感じるからだよ。

でもさ、50代も半ばに差し掛かっても音楽で前に進んでいることがどんなに素晴らしいことかは、いくら強調しても足りないくらいだよ。


そして、インタビューの他にも、5月のジャパン・ツアーより幕張メッセ公演の模様を詳細に伝えたライブレポートも掲載。読み応えたっぷりのインタビュー&ライブレポは、『ロッキング・オン』7月号をぜひチェックしてほしい。



ノエル・ギャラガーのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ノエルがソロ10年で覆してきた固定概念とは? 「若干イラッとくるけどね、素直に音楽そのものを聴かないっていうのはさ」 - 『rockin'on』2019年7月号『rockin'on』2019年7月号
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