【速報】30回目の「エレカシ野音」2日目。雨空を震わせた「魂の旋律」の凄味

【速報】30回目の「エレカシ野音」2日目。雨空を震わせた「魂の旋律」の凄味
ふと頭の中でメロディを追っただけで、感情が揺さぶられ魂が沸き立つような根源的な訴求力。
観る者聴く者すべての心を震わせる宮本浩次の旋律は同時に、宮本自身を鼓舞し突き動かし、凄絶な絶唱を呼び起こす巨大な原動力でもある。
「ロックアーティスト」という、ひと言では収まりようのない宮本の「音楽家」としての独創性と凄味が、最大限に露わになったライブだった。

幾多の困難に直面しながらも、1990年以来30年間にわたって、ここ日比谷野音の舞台に毎年立ち続けてきたエレファントカシマシ
今年で30回目を迎えた「エレカシ野音」の2日目は、あいにくの梅雨寒で終始風雨に見舞われ、客席にいた自分も終演時にはすっかり指先が冷え切っていたほどだった。

そんな中、宮本浩次/石森敏行/高緑成治/冨永義之の4人に加え、細海魚(Key)・蔦谷好位置(Key)・ヒラマミキオ(G)・金原千恵子(Violin)・笠原あやの(Cello)といった辣腕サポート陣が次々演奏に参加、さらには90年代エレカシを支えた重要人物のひとりでもある土方隆行(G)も登場。
降り注ぐ雨をものともせず己の歌を突き上げる宮本の姿とともに、壮麗なロックシンフォニーが深く強く胸に刻まれた。

演奏曲目などライブの内容については、後日掲載のライブレポートにて改めて詳報します。(高橋智樹)
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