【ロッキング・オンを読む】紅一点ヨハナ擁するルシファー、ビンテージ・ロックで攻めまくった熱狂の一夜を観た!

【ロッキング・オンを読む】紅一点ヨハナ擁するルシファー、ビンテージ・ロックで攻めまくった熱狂の一夜を観た! - pic by MASAYUKI NODApic by MASAYUKI NODA

歌姫ヨハナ・サドニス擁するルシファーの来日公演がとにかく素晴らしかった。6月10日、渋谷クラブクアトロに妖しげな色気を振り撒く一方、気骨みなぎるビンテージ・ロックのかっこ良さを突きつけ、多くの観客を釘付けにしていた。音楽的にはブラック・サバス、ブルー・オイスター・カルト、ステッペンウルフなどの薫陶を受けており、決してメインストリームのサウンドとは言い難い。しかし、ヨハナのボーカルは女性版オジー・オズボーンと形容してもいいほど、優れた歌心がある。一度聴いたら耳から離れない中毒性の高い声色は、ジャンルの敷居を跨ぐポピュラリティを備えている。

ルシファーは昨年7月にセンチュリー・メディア・レコード移籍第1弾となる2ndアルバム『ルシファーⅡ』を発表。本作からザ・ヘラコプターズ、インペリアル・ステイト・エレクトリックのニッケ・アンダーソン(Dr)が電撃加入し、16年2月の初来日以来、実に3年4ヶ月ぶりの再来日公演となった。前作はドゥーム/オカルト・ロックの文脈で語られることが多かったけれど、新作はジェファーソン・エアプレインに通じるサイケ感も加わり、開放感に満ちた光り成分がグッと増していた。実際のライブでは、音源以上にニッケの手数の多いドラムが大暴れし、ストレートなロック衝動で攻めまくる剛胆なパフォーマンスが発揮されていた。

さらにザ・ローリング・ストーンズ“ダンシング・ウィズ・ミスターD”、ポール・スタンレー“テイク・ミー・アウェイ”、モーターヘッド“ボマー”、ブラック・サバス“スノウブラインド”とバンドのルーツが窺えるカバー曲も秀逸な演奏で聴かせる。特にZZトップの“ビア・ドリンカーズ&ヘル・レイザーズ”では、ニッケがベース兼ボーカルでステージ前方に現れ、ヨハナとボーカルを掛け合う場面がみられるなど大盤振る舞いの展開も。これには会場も激しく沸き上がった。ライブが終わってみると、全19曲トータル1時間半に及ぶフル・ショウをやり遂げ、ここに集まった観客のすべてが満足気な表情を浮かべていた。(荒金良介)



この記事はキッスが表紙巻頭の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。
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【ロッキング・オンを読む】紅一点ヨハナ擁するルシファー、ビンテージ・ロックで攻めまくった熱狂の一夜を観た! - 『rockin'on』2018年9月号『rockin'on』2018年9月号

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