フー・ファイターズのデイヴ・グロールが、1991年にニルヴァーナとして「レディング&リーズ・フェスティバル」に初出演した時のことを振り返り「本当にビビった!」と当時の心境を明かしていたことがわかった。
「NME」のインタビューを報じた「Radio X」によると、デイヴは初めて同フェスで3万5000人を前にプレイしたとき「肝を潰してしまった」と語っていたという。
マッドハニーやニルヴァーナみたいなバンドを観るために、3万5000人も集まるなんて想像できなかったんだ。そんなことアメリカでは起きなかったからね。
当時バンドのツアースケジュールに、「レディング&リーズ・フェスティバル」で1年後にプレイするって書いてあってさ。3万5000人の前で演奏しなくちゃいけないフェスがあると知ってたから、毎朝パニック発作に襲われながら不安を抱えて目を覚ましてたんだ。そんな大勢の前でプレイしたことなかったし、その日がやって来た時にいかにデカいギグか思い知らされたよ。
さらに、当時はカート・コバーンがリハビリ施設に出入りし、フェスに出演するまでの数ヶ月バンドは活動していなかったため、余計に不安が募っていたという。
結果、同フェスでのライブについてデイヴは「魔法のように演奏がまとまった素晴らしいライブだった。それは観客にも関係あったんじゃないかと思う」とコメントした。
なお、ニルヴァーナはこの翌年1992年にも同フェスに出演。この時のステージは『ライヴ・アット・レディング』として作品化されている。
今年、現地時間8月23日(金)~25日(日)に行われる同フェスにてデイヴはフー・ファイターズとして出演する予定だ。