来日目前! マムフォード&サンズ、メタリカのラーズとの共演秘話から日本のファンに対するリスペクトまでテッド(B)が語る

来日目前! マムフォード&サンズ、メタリカのラーズとの共演秘話から日本のファンに対するリスペクトまでテッド(B)が語る

昨年4thアルバム『デルタ』を発表し、最新シングル“Blind Leading The Blind”をリリースしたばかりのマムフォード&サンズが、2013年以来、約6年ぶりとなる来日公演を11月に開催する。

「rockin'on.com」では、待望の来日を前にテッド・ドウェイン(B)にインタビューを実施。久々となる日本でのライブについてはもちろん、先日米フェス「Austin City Limits Music Festival」で共演したメタリカのラーズ・ウルリッヒとのエピソードなどを本メディアだけに語ってくれた。



数日前から、メタリカのラーズ・ウルリッヒがあなた方のライブに加わった様子がオンラインで大変話題になっているので、このことについて少し聞かせてください。実際、これはどのように実現したのですか?

ラーズと一緒にやったのは「Austin City Limits」っていうテキサスのフェスだったんだけど、彼とはその前日にオーガナイザーが開催したデイタイムのパーティーで初めて会ったんだ。すごく良い人だったし意気投合して、俺たちのステージでドラムをやってみないかって提案したら、頷いて「それクールだね」って言ってくれた。信じられなくて、「本当?」って思わず訊き返したよ(笑)。

一緒にステージに立ってみて、いかがでしたか?

現実じゃないみたいな感じだった。俺たちはメンバー全員、音楽を聴き始めた頃にメタリカにハマって、すごく影響を受けているんだ。ラーズは本当にいい人だし、一緒に演奏できてすごく楽しかったね。


共演後、ラーズとバックステージでどんなことを話したのでしょうか?

たくさん話したよ。「Austin City Limits」はすごくお祭り感のあるフェスで、出演者みんな集まって楽しむような雰囲気なんだ。ライブの前にはみんなでテキーラを飲んで、ライブの後にはもっとテキーラを飲んだから、会話の内容はあまり覚えていないけど(笑)。

先ほどもメタリカから影響を受けたとおっしゃっていましたが、メタリカやヘヴィ・ロックは、あなた自身、またはバンド・メンバーにとってどんな存在でしたか? ルーツ的音楽のひとつでもあるんでしょうか?

4人とも、ティーンエイジャーのときにエレキ・ギターにめちゃくちゃハマっていて、メタリカの他にもパンテラとかブラック・サバスとかをよく聴くようなロック・ギークだった。その後、学校を卒業して、バンドを始めるまでには、俺たちそれぞれがもっとアコースティックな音楽を聴くようになっていたから、1stアルバムを作った頃にはよりアコースティックなサウンドにシフトしていたけれど、俺たちの音楽嗜好を形成したのはヘヴィ・ロックだと思っているよ。

ミュージシャンにとって、自分の音楽を形成したものとしてほかのミュージシャンを挙げるのは抵抗があるものだし、俺たちもそういう自分たちを形成した音楽にとらわれないようには努力しているよ。でも、自分たちを形作った様々な音楽的影響を認めて認識することは大事だと思っているし、アルバムごとにいつも違った方向性を探求して、自分たちの違った側面や影響を見せるようにしている。過去の2作のアルバムでは以前よりもエレキ・ギターやシンセを多用しているしね。10年前の自分たちの好みだけを反映した1stアルバムの印象に縛られたくはないんだ、俺たちにはそれ以外にもたくさん好きなものがあるからさ。


『デルタ』を引っさげてのライブを「the most ambitious show we’ve put together yet」と称していますが、これについて詳しく聞かせてもらえますか。

その時に話していたのはアメリカなどのアリーナでやっているショウについてで、今回日本でやるショウとはちょっと違っているんだ。日本に行くのは数年ぶりだから、アリーナ・ショウに比べると規模もだいぶ小さいしね。アリーナやスタジアムでは、オーディエンスの真ん中にステージを作って、全方向から観られるようにしているんだ。照明も凝っていて、観客をより没入させるような、これまでよりもある意味劇的な演出になっている。俺たち自身にとってもやっていてすごく楽しいショウになっているよ。将来また日本に戻ってくるときにはそれと同じようなショウをやりたいと願っているけど、今回は久しぶりの日本公演だし、通常のステージで演奏する予定だよ。


長くバンドをやり、ライブを続けていくと、セットリストの組み方にもかなり工夫が必要になってきますが、その点、あなた方が今回のツアーで大事にしていることは?

ツアーでは毎回過去のアルバム全てをちゃんと反映させるようにしているよ。別に時系列に沿ったセットリストにするとかじゃないけど、どのリリースからもバランスよく曲を選んで、新曲も交えたラインナップを心がけている。それは今回のツアーでも同じだよ。大抵ライブの1時間くらい前にラフなセットリストをざっと作って、ライブが始まって半ばに差し掛かる頃は作ったセットリストを無視して好きな曲をやり始めるんだ。俺たちは決めたものに従うことにはあまり興味をそそられないんだよ、照明やサウンドのクルーも含めて全員そのことを分かっているから、変化にも臨機応変に対応できる。ライブっていうのはその場で作り上げていくものだと思うからさ。例えば月曜の夜に小さな町で演奏するときに、金曜夜のNYでやるのと全く同じライブをしたら爆音でお客さんをビビらせてしまうかもしれないし、ちゃんとその場に合わせて変化させたい。だから、どのショウもそれぞれ違っている、ってことは言えるよ。

6年ぶりの来日公演、待ちわびている日本のファンはどんなライブを期待できそうでしょうか?

ライブをやるときはいつでも、来てくれるお客さんたちに歓迎の気持ちを感じてもらって、観るだけじゃなくみんなにも一緒に歌ったり、参加してもらいたいと思っている。みんなが一体感を感じられるような、フレンドリーな雰囲気を作りたいと思っているよ。

日本のオーディエンスは演奏者をリスペクトして静かに集中して聴いてくれるという評判の一方、シャイでシンガロングが苦手という声も聴きますが、どんな印象を持っていますか?

俺たちは日本ではフジロックに出たのと、東京でもライブをやったことがあるけど、どちらも素晴らしかったよ。日本のお客さんたちは評判通りすごく集中して聴きながらも、俺たちを歓迎してくれているのが感じられて感動したし、みんなそれぞれのやり方で楽しんでくれたらいいと思う。もしもシンガロングに挑戦したいと思ってくれる人は、“I Will Wait”は繰り返しが多くて歌いやすいし楽しい曲だから、覚えてくれたら楽しめるかも。“Awake My Soul”もシンガロング向きだね。前回の日本での公演は本当に素晴らしい経験だったから、今回もまた戻るのがすごく楽しみだよ。




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