一度は「すべてをやり尽くした」2人が再び掲げたザ・フーという偉大な旗──ピート・タウンゼントが明かした新作『WHO』完成までのプロセス

一度は「すべてをやり尽くした」2人が再び掲げたザ・フーという偉大な旗──ピート・タウンゼントが明かした新作『WHO』完成までのプロセス - 『rockin'on』2020年1月号より『rockin'on』2020年1月号より

(キースとジョンが)いなくて寂しいよ、もうそこにいないんだから。もうひとつ寂しく思うのは、彼らの持っていた無茶苦茶な混沌の一部を呼び戻す手段を見つけようとしているからで。だから、たまにまったく外れた音でギター・ソロを弾くことがあるんだ


どうしてベテランたちのインタビューはこんなにも面白いんだろう。このリアル・レジェンド、ザ・フーピート・タウンゼントも実に率直に最新作『WHO』への思いやザ・フーの現状を語ってくれた。

『ロッキング・オン』19年8月号でやったロジャー・ダルトリーのインタビューとの齟齬もまた、ひとつの芸ともいえ、そのひと言ひと言がたまらない。40年以上前に亡くなってしまったキース・ムーンや、同じく17年前に旅立っていったジョン・エントウィッスルへの思いの熱さはどうだ。いまだに全盛期のザ・フーのライブを熱狂的に愛し続けているのがこの人なのだろう。

激しい怒りや衝動を歌った”ロッキン・イン・レイジ”について訊いたとき、ディラン・トマスの詩の話が出たが、それはあのイギー・ポップも最新作『フリー』でポエトリー・リーディングにて取り上げていて、病に侵された父親に怒りで立ち向かえと言葉を放つもの。同様に年齢や運命なんかクソ食らえとばかりに仁王立ちするかの気合いが爆発するアルバムが『WHO』であり、それにふさわしいインタビューとなっている。あとは、祈来日!!(大鷹俊一)



ザ・フーの関連記事は現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

一度は「すべてをやり尽くした」2人が再び掲げたザ・フーという偉大な旗──ピート・タウンゼントが明かした新作『WHO』完成までのプロセス - 『rockin'on』2020年1月号『rockin'on』2020年1月号
公式SNSアカウントをフォローする

洋楽 人気記事

最新ブログ

フォローする