「Consequence of Sound」によると2007年2月1日にデイヴはマネージャーから電話を受け、プリンスがスーパーボウルのハーフタイムショーでフー・ファイターズの“Best of You”をカバーすると伝えられ、信じられない想いになったのだという。
実際にショーをネットで観たデイヴは、「涙が(パソコンの)キーボードをマイアミの雨のように直撃し、(プリンスがフー・ファイターズの曲をカバーしたことは)間違いなく自分が達成した音楽キャリアの業績で最も誇るべきことだった」と綴っている。
また、2011年にプリンスがロサンゼルスのフォーラムで21公演を行った時に、デイヴはステージで一緒にジャムろうとプリンスに誘われたとも告白。しかし、その前日に酒を飲みすぎてかなりの二日酔いだったというデイヴは、とてもではないが天下のプリンスと共演できるような状態ではなく、その時は泣く泣く断ったとのこと。
それでもデイヴは、フォーラムでの公演後にバックステージで本人と対面を果たし、「次の週にジャムろう」と再びプリンスに声を掛けられ、ついにサウンドチェックでプリンスとの共演が実現。プリンスはデイヴにドラムを演奏するように促し、自身はプリンスのシンボル型ギターを手にして、一緒にレッド・ツェッペリンの‟Whole Lotta Love”を演奏したそう。その時の思い出についても、以下のように綴っている。
「俺のロックンロールの夢が叶った。アリーナを埋め尽くす、俺と同じく熱狂的にプリンスを愛するファンに、このエピソードを分かち合うのが待ち切れなかったんだ」