4月19日に、ザ・ローリング・ストーンズが新型コロナウイルスとの闘いを支援する『One World:Together At Home』に出演した。その際、チャーリー・ワッツが本物のドラムではなく「エアドラム」で参加していたことが話題になったが、過去にチャーリーがその理由を明かしていた。
『One World:Together At Home』でバンドは“You Can't Always Get What You Want”を演奏し、チャーリーはドラムスティックを手にドラムを叩く振りをしているだけだった。
じつはチャーリーは、自宅にドラムセットを置いていないといい、「Radio X」によると、1989年のインタビューで、彼の妻シャーリー・アン・シェファードがドラムの大きな音を嫌うため、家ではドラムを叩けないと明かし、次のように語った。
仕事なのに家でドラムを叩けないんだ。だから、ドラムを演奏するためにはツアーに出なくちゃいけない。ツアーに参加するためには家を空けなくちゃいけないから、ずっと私の人生は悪循環なんだよ。
各地を転々とするのは好きじゃないし、家から離れることが嫌なんだ。いつもこれが最後だと思いながらツアーをやって、ツアーの終わりにはいつもバンドを辞めようと思うんだ
また、2000年にチャーリーは「The Guardian」のインタビューで、ツアーを送る生活で娘セラフィーナとの関係に影響が出て、「家を離れている期間が長いと、良い父親でいるのは難しい」と胸内を明かしていたそう。
なお、ザ・ローリング・ストーンズは、無人と化した都市について歌う新曲“Living In a Ghost Town”をリリースした。