パルプのフロントマンだったジャーヴィス・コッカーが、1996年に開催されたブリット・アワードで物議を醸した行動を取った後、いかにデヴィッド・ボウイに救われたかを明かしていることがわかった。
1996年のブリット・アワードで、ジャーヴィスはマイケル・ジャクソンが“Earth Song”を歌っている最中、キリストのように手を広げてポーズを取っていたマイケルに抗議するため、ステージに乱入。お尻を振るなど挑発的なパフォーマンスを見せ、後に逮捕された。
「The New York Times」のインタビューを報じた「FAR OUT」によると、ジャーヴィスがアワードに乱入したとき、ステージから子どもを突き落としたと見なされ、逮捕されてしまったのだという。
そして、その乱入騒ぎを捉えた映像は監視カメラの録画しかなく、ステージで何が起きていたのかは鮮明に映っていなかったとのこと。子どもに危害を加えていない事実を証明しなければならなかったジャーヴィスに、手を差し伸べてくれたのがデヴィッド・ボウイだったという。
ジャーヴィスは、その経緯について次のように語っている。
その年にデヴィッド・ボウイは功労賞を受賞して、彼は自分のカメラスタッフを会場に連れてきていた。そのカメラスタッフが2~3日後に映像を公開してくれて、すぐに起訴が取り下げられたんだ。他にもたくさんあるけど、その件でデヴィッド・ボウイに感謝してる。すごいことだよね