ポール・マッカートニーが、ラスベガスのレジデンシー公演を行なうのではないか、というウワサを一蹴した。
「FAR OUT」によると、「GQ」のインタビューでエルトン・ジョンにならってラスベガスで連続公演を行ったり、ブルース・スプリングスティーンのようにブロードウェイで公演を行うことは考えないのかと訊かれたポール。それに対してこう答えている。
「ラスベガスのレジデンシー公演は、まさに僕が自分の全人生において避けようとしていることなんだ。間違いなく、そのアイデアに惹かれるものなんてないね。ベガスは死ぬために行く場所だよね? ゾウの墓場だよ」
そして、ポールは利益が見込めるラスベガスのレジデンシー公演ではなく、ブロードウェイで画期的な公演『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』を行ったブルース・スプリングスティーンに対して尊敬の念を語りながらも、自分はブロードウェイ公演を行うつもりはないとも明かしている。
「私に、それ(ブロードウェイ公演)をやってほしいと望んでいる人もいる。彼らが言うように、私には豊富な物語と数多くの曲があるから。でも、今のところ私を思い留まらせている理由のひとつは、それをブルースがやったばかりだという点なんだ。
“じゃあ、いきなりだけどやるよ!”という感じが少しするから、ブルースの足跡を辿ったりトレンドを追いかけることに、ちょっと気後れしてしまうんだと思う」
ブロードウェイについては完全に否定することはなく、ポールは「多くの観客でも小さなクラブでも気にしないけど、バンドと一緒に演奏するのが好き」と話した。
ちなみにポールは同インタビューで、ザ・ビートルズの解散時にバンドを訴えたことについても語っている。