ポール・マッカートニー、ザ・ビートルズを訴えたのはバンドを救うためだったと語る

ポール・マッカートニー、ザ・ビートルズを訴えたのはバンドを救うためだったと語る

ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズを訴えたのはバンドを救うためだったと明かし、訴訟を起こした当時のことを振り返った。

「GQ」のインタビューを報じた「FAR OUT」によると、 “5人目のビートルズ”と呼ばれたバンドのマネージャー、ブライアン・エプスタインの死後、レコード会社EMIとアラン・クラインがザ・ビートルズに関するビジネスを引き継いだという。

そして、クラインからバンドを守るために、ポールはザ・ビートルズを訴えざるを得なかったと明かしている。

「そうしなくちゃならなかったんだ。きっとみんな僕のことをザ・ビートルズを解散させた、メンバーを訴えた卑劣な奴だと思ってるんじゃないかな。自分としては、ザ・ビートルズとアップルを守って、ピーター・ジャクソンによる『Get Back(原題)』を公開し、『アンソロジー』やザ・ビートルズの素晴らしいレコードのリマスターなんかをリリースするためにできる唯一の方法がバンドを訴えることだった」


続けてポールは、もし自分が訴訟を起こしていなかったら、ザ・ビートルズは著作権を失っていた可能性があったとも語っている。

「僕がそうしていなければ、すべてをアラン・クラインが所有することになっていただろう。それを避けるために与えられた唯一の方法が、僕がしたことだった。“アラン・クラインを訴えるつもりだ”と言うと、彼は関係者ではないから無理だと伝えられて、ザ・ビートルズを訴えなければいけないと言われたんだよ」


苦楽を共にしたバンドを訴えることはポールにとって非常に辛い選択だったようで、その当時にポールは酒を飲みすぎて、かなり荒れていたという。

この訴訟で起きた論争により、ザ・ビートルズのメンバーがお互いを憎み合って解散したとの大きな誤解を生んでしまったとも述べていたポール。しかし、バンドが家族だったからこそ言い合い、家族は論争するものだとも話している。
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