BTSが“Dynamite”で叶えた7人の夢、ビルボード「HOT100」1位について、そしてこれからの道――すべて語ったオンライン記者会見を写真とともにレポート!

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9月1日(米現地時間=8月31日)に発表されたビルボートのメインシングルチャート「HOT100」で、BTSの最新楽曲“Dynamite”が1位を獲得。そして本日9月2日、輝かしい記録を打ち立てた記念として「BTS 'Dynamite' ONLINE GLOBAL MEDIA DAY」が開催された。ソーシャルディスタンスを考慮しオンラインではあるが、限られたメディアのみを視聴招待して行われたこの会見。良いニュースをなかなか聞くことができない昨今、このような素敵な出来事を記事にできること、彼らの言葉を伝えられることに嬉しさを感じつつ、その様子をレポートしたいと思う。

これまでのビルボートとBTSの歴史といえば、『花様年華 pt.2』がビルボード200に171位で登場したのが最初である。人々の関心が「K-POP」というジャンルに向けられても、アメリカ市場において数字でその影響力を示すのは容易いことではなかった。しかし、BTSは、人生で最も美しい瞬間を意味する「花様年華」と名付けられたこのアルバムシリーズで確かにアメリカ市場に爪痕を残し、その後も“DNA”、“MIC Drop”、“FAKE LOVE”、“IDOL”、“Boy With Luv”、“Black Swan”、“ON”など続けてビルボード「HOT100」にランクインする楽曲を世に放ってきたが、今回が念願の「1位」である。『花様年華 pt.2』に収録されている楽曲群が当時の流行かと言われればそうではないし、“Dynamite”のようなディスコポップ調も長きに渡って親しまれた音楽ではあるが今の流行りからは少し離れているだろう。しかし、新型コロナウイルスによって常に混乱と生きづらさが混ざり合う今、人々は「明かり」を求めた。そしてそれに答えるかのようにして「明かり」の灯った音楽を彼らは届けてくれたのだ。その結果が、この「1位」という数字なのである。なぜ彼らがこの“Dynamite”を皆の手元に贈り届けたのか――それを知るには《Cos ah ah I’m in the stars tonight/So Watc me bring the fire and set the night alight》という歌い出しだけを聴けば十分だが、この記者会見で彼ら自身の言葉で語られることでよりしっかりと伝わってくる。
このレポートを通して、彼らが今感じていること、そして“Dynamite”を聴いた皆さんへと向けられた想いを感じ取ってもらえると嬉しい。(林なな)


一人ひとりが挨拶をし、最初にビルボードのメインシングルチャート「HOT100」1位を獲得した感想について聞かれると、まずJ-HOPEは、「(ビルボード「HOT100」で1位だと聞いて)夢なのか現実なのか分からないと感じていて、今も夢なんじゃないかなって。ただ音楽とダンスが好きで始めたことなのに、僕たちのチームの真心が世界に通用したようで嬉しいです」とコメント。このビルボードチャート「HOT100」1位という知らせが届いた日=韓国時間9月1日に誕生日を迎えたJUNG KOOKは、「誕生日にとても大きなプレゼントをいただいてとても嬉しいですし、生まれてきて良かったと思いました」と思いがけない「1位」というプレゼントへの思いを語り、「父と母には感謝を伝えたいし、ARMYの皆さんにも感謝をしています。愛しています」と両手で指ハートを向けてくれた。「チャットルームでRMが(チャート1位と書かれた)写真をアップして、それが発表される20分前だったから『これは合成だね』って言ったんです(笑)。でもそのあとに同じ写真が(SNSに)アップされていて、ああ本当なんだなと思いました」と当時の感情を語ったのはJINである。

司会に「目標といえばSUGAさんですよね、『SUGAの夢は現実になる』とよく聞きます。次の目標は何にしますか?」と聞かれると、SUGAは「僕が言ってきた目標が一つひとつ成し遂げられてきたということで、胸がいっぱいでありながらも、目標なんて言ってしまってもいいものか……」、「曲を作るときに負担のように思うのも事実です、“Dynamite”の目標も達成できて嬉しい反面、『じゃあ次の目標はどうすればいいのか?』という気持ちにもなっています」と、その場でひとつずつ順番に考えながら言葉を発していく。「今回の曲(“Dynamite”)も1位になるために作ったわけではないですし、この厳しい状況でひとりでも力を出してほしいという気持ちで作ったんです。だからたくさんの方たちに楽しんでいただけてとても嬉しいです」、「これまで掲げてきた目標のなかでも遥かに嬉しい、(想像していたものより)上の結果です。本当に胸がいっぱいです。でも、目標は達成しないといけないじゃないですか!(笑)」と嬉しさとプレッシャーを伝えながらも、「僕たちはグラミー(アワード)に行ったじゃないですか。コラボステージはやらせていただいたので、BTSだけの単独舞台を披露したいです。グラミーの舞台でBTSの歌を歌うのが夢です」ーーそうしっかりとSUGAは「次の夢」を口にしていた。

BTSが“Dynamite”で叶えた7人の夢、ビルボード「HOT100」1位について、そしてこれからの道――すべて語ったオンライン記者会見を写真とともにレポート!

事前に各メディアから質問を募集し、それにメンバーが答えるというコーナーで、「1位を獲得したと聞いた後、JIMINさんがSNSで『涙が止まりません』と投稿していたのが印象的でした。その涙の意味について詳しく教えてください」と問い掛けられたJIMIN。司会にも「なぜ涙が出たのでしょうか?」と聞かれると、「そうですね……わかりません」と答えながらも「メンバーと色々と話し合いをしているときも、RMさんに『本当におつかれさま、RMさんのお陰でここまでこれたよ』と話しました。話し合いでは『やればできるんだね』という話をしていたと思います」(ちなみにこの話をしているとき、JIMINの隣にいたリーダー・RMは自身の胸に手を当てて頷いていた)、「これまで僕たちが守ってきたこと、やりたかったこと、そしてやってきたことがあって、それが全部認められて報われたような気がして。それに今の状況でみんなで一緒に手を繋いで立ち上がったことを褒めてもらえたような気もしました」と涙の理由を話してくれた。続けて「本当に早く舞台に立ちたいです、ARMY(ファンの呼称)の皆さんにとても会いたいです」と早口で言っている様子には、本心が表れているようだった。

「ファンダムを超えてアメリカの大衆まで動かした最も大きな理由は何なのか?」という質問に、RMは「どうでしょう……難しい質問ですね」と最初は答えつつも、「でも、JIMINさんの話に加えて、地道にアプローチしてきた地点があると思います」と続けた。そして、「言語的な要因もあるだろうし、アメリカでディスコポップというポピュラーなジャンルだというのもあるだろうし……今の厳しい時に大きなメッセージではなくて、ただ『楽しむことができる』というのもたまには力になるんですよね」、「僕たちは運が良くて、それも僕たちはわかっていて、感謝をしながら続けていきたいです。それが僕たちの責任だと思っています」と。RMの後ろにいたJUNG KOOKも頷いていたが、自身が編み出した音楽の本質と生み出した意味をも自分たちで理解し、そのうえで放たれる音楽ほど説得力のあるものはないだろう。

BTSが“Dynamite”で叶えた7人の夢、ビルボード「HOT100」1位について、そしてこれからの道――すべて語ったオンライン記者会見を写真とともにレポート!

J-HOPEは、「7年前の自分たちに、そして現在のBTSメンバーにかけてあげたい言葉は?」という質問に答えた。「誰よりもベストを尽くして、最後まで生き残るのが目標でした。僕が想像した以上に大きな愛情、支持をいただいていますね」、そう述べたあと「7年前の僕に言いたいのは……J-HOPE、頑張ったねって。その努力は裏切らないよって。そう言いたいと思います」、「メンバーたちに言いたいのは、本当に本当に大切で、これは何回言っても足りないと思いますが、僕にとってはいなくてはならない、僕が生きるうえで大きな理由のひとつであると言いたいです。7年間一緒に頑張ってくれてありがとう、そしてこれからもずっと生涯一緒にやっていきたいと伝えたいです」と恥ずかしそうにはにかみながらも、真心のこもった言葉を続けた。

「アメリカの4つのメジャー授賞式(グラミー・アワード/ビルボード・アワード/アメリカン・ミュージック・アワード/MTVビデオ・ミュージック・アワード)で公演した初の韓国アーティストになった、その感想は?」という質問に、目をキラリと輝かせながら「さっきJ-HOPEさんがコメントしているときにとても感動して……泣いてしまった」と答えたのはVである。「嬉しいのになんで涙が出るんだろう」、「これ(1位)は本当にARMYたちが作ってくれたことだと思う。僕の人生のなかで死ぬまで拍手を贈りたい、死ぬまで誇らしい感情を持てると思います」と、他の何よりも想いの伝わる言葉で伝えてくれた。

約1時間にわたって行われたこの会見は、「また良いニュースを伝えられるように、もっと頑張ります!」というたくましい宣言で締めくくられた。BTSの2020年――2月には『MAP OF THE SOUL : 7』でカムバックをし、ワールドツアーを開催する、はずだった。カムバックから間もなく新型コロナウイルスの蔓延が本格化し、今年予定されていたワールドツアーはすべて白紙になってしまった。だけれど、情勢が変わっても、彼らが音楽を届けてくれるというのは変わらない。この“Dynamite”もそうだし、オンラインで開催された「BANGBANGCON The Live」もそうだ。下半期のリリースを目指してアルバムを準備しているとも言っている。RMが「これはBTSの流行語で『チェケラ』っていうんです!」と言っていた「BTSらしく音楽を届ける」ということ――その現場に立ち会い、その音楽を届けてくれる場所が紛れもなく「私たち」であるということが、なんというか、ほんとうに嬉しいことなのだ。それを実感できた会見だった。

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