最新インタビューでデヴィッド・バーンが、トーキング・ヘッズ再結成の可能性について答えていることが明らかとなった。
1970年代半ばに結成されたトーキング・ヘッズは、1991年に正式に解散したが、2002年の「ロックの殿堂」のステージでオリジナル・メンバーが演奏し、リユニオンを果たしている。
「FAR OUT」によると、過去に何度もトーキング・ヘッズ再結成の可能性を否定してきたデヴィッド・バーンが、米テレビ局MSNBCの番組「The Beat」に出演した際、「なぜ、多くのファンがバンドの再結成がないことを受け入れられないのでしょうか?」と質問され、次のように答えていたという。
「自分がどういう人間であるか、そして、世界において自分の居場所がどこにあるかを見極めるために、本当に音楽が不可欠な時期がある。人は、そういった瞬間を手放せないんだよ。繰り返しになるが、その瞬間を再現したり置き換えることはできない」
そしてデヴィッドは、将来的にトーキング・ヘッズ再結成の可能性がない理由を続けていた。
「たくさんリユニオン・ツアーなんかが開催されていて、そういったことがノスタルジアを引き起こしている。だけど、人々が初めて曲を聴いた瞬間を再現することは無理だ。それに、彼らの人生においてその曲を聴いた瞬間や、どこにいたのか、いつだったかが重要であって、あまりバンドは関係ないからね」
なお、2019年12月にもデヴィッドはSNSで巻き起こったトーキング・ヘッズ再結成の噂を一蹴し、「私は知らない」とコメントしていた。
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