ジュリアン・ベイカーが対峙する「痛み」と「祈り」――あまりにもリアルで美しい自伝的覚醒作『リトル・オブリヴィオンズ』を語る

ジュリアン・ベイカーが対峙する「痛み」と「祈り」――あまりにもリアルで美しい自伝的覚醒作『リトル・オブリヴィオンズ』を語る - 『rockin'on』2021年3月号より『rockin'on』2021年3月号より

「悪魔が自分の中から出てくるみたいな迷信を信じてるんだけど、それは悪魔じゃなくて自分なんだって考える方が恐ろしいから。最高にも最悪にもなり得るのが人間なんだっていう」


ジュリアン・ベイカーが歌う「痛み」と「祈り」。その思いや感情が、約4年ぶりの最新作『リトル・オブリヴィオンズ』ではさらに切実なトーンを増して表現されている。作品を重ねる中で身の回りの世界が広がる一方、今作では「単純に頭の中で考えてることを自分の外に出すっていうところに戻った」と語るベイカー。それは言い換えるなら、まだ何者でもなかった頃のシンガー・ソングライターとしての原点に立ち返る、ということなのかもしれない。今回、ギターを始めピアノやドラム、シンセまで多くの楽器を自ら演奏して制作されたのも、そうした意識の表れなのではないか。困難と混乱のまっただ中で始まった2021年。けれど、彼女の音楽はいつも、本当に大切なことだけを教えてくれる。(天井潤之介)



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ジュリアン・ベイカーが対峙する「痛み」と「祈り」――あまりにもリアルで美しい自伝的覚醒作『リトル・オブリヴィオンズ』を語る - 『rockin'on』2021年3月号『rockin'on』2021年3月号
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