グレイ・デイズのメンバー、チェスター・ベニントンが亡くなる2日前の様子を語る。「リハーサルを始めることに意気揚々としていた」

グレイ・デイズのメンバー、チェスター・ベニントンが亡くなる2日前の様子を語る。「リハーサルを始めることに意気揚々としていた」

チェスター・ベニントンが亡くなる2日前の様子について、グレイ・デイズのメンバーが明かしている。グレイ・デイズはチェスターがリンキン・パークに加入する前に所属していたバンドだ。

チェスターは2017年7月に自ら命を絶つ前、鬱病や不安症の問題、自殺願望を持ったことや薬物乱用についてオープンに語っていた。

Blabbermouth」によると、Audio Ink Radioの番組に出演したグレイ・デイズのドラマー:ショーン・ダウデルは「チェスターが抱えていた問題については知っていたが、彼が亡くなる2日前に話をしたときは何も気づかなかった」と語っている。

「チェスターは意気揚々としていて、リハーサルを始めることに興奮してたし、多くのことにワクワクしてたよ。僕たちは、新しいビジネスを一緒にやる場所に取り組んでたし、(自殺の気配は)何も感じなかった。

その8ヶ月か9ヶ月前に、僕の妻が彼の何かに気づいて、『チェスターは変ね。何かがおかしいわ』と言ったことがあった、それで僕が、『いいや、違うよ。彼は新しいスタイルか何かを試そうとしているだけだ』と答えたら、妻が『いいえ。彼の目にある何かが見えるの』と、その言葉通り僕に言ったんだ。僕は、『いいや。そうは思わないよ』って一蹴したけど、それから、あの出来事が起こった。過去を振り返って、『そうだ。妻は見抜いていた』と言うのはたやすいけど、本当に人の心で起こってることなんてわからないんだよ」


そしてショーンは「もしチェスターが鬱病を患っておらず、理性的に物事を考えられていたら、自分で命を絶つことはしていなかったと思う」とも述べていた。



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