オアシスのノエル・ギャラガーが、昔マンチェスターの伝説的な違法クラブ「ザ・キッチン」で、気づいたらザ・ストーン・ローゼズのベーシスト、マニと一緒にマリファナを吸っていたことがあるとNMEに語った。
ローゼズの記念碑的デビュー・アルバムの発売20周年を祝った今週号のNME(4月18日号)の表紙について話しながら、ギャラガーは、ローゼズを擁し、マッドチェスター・シーンが全盛を誇った1989年のマンチェスターでの生活がどのようなものだったかを語った。
一般にはクラブ「ザ・ハシエンダ」がこのシーンの中心地として知られているが、ギャラガーはヒューム地区にある「ザ・キッチン」は本当の楽しさを味わうことができる場所だったという。
「よくハシエンダの後はヒュームにあるキッチンに行って、毎回ローゼズをかけながらトリップしてたな」と彼は言う。
「ザ・キッチン」はヒューム地区内の警察が来ない無法地帯として有名な公営団地にあり、もともと3部屋あった物件の壁をつるはしで打ち抜いて1つのスペースにした薄暗いクラブである。
「『ザ・キッチン』は手作りのクラブみたいなところで、中は真っ暗闇なんだ」とギャラガーは続ける。彼はそこで開催される非合法のパーティで時々マンチェスターの有名人に出くわしたという。
「ある夜、俺は隣にいた男にマリファナを一晩中回していた。夜が明けてそれがマニだったことに気づいたときは腰を抜かしたな。誰もが認めるイギリスを代表するバンドのメンバーが俺と変わらない格好をして朝7時に非合法パーティにいるんだぜ? 彼ら(ローゼズ)のことが前よりも好きになったね」
ギャラガー、マニ、リチャード・アシュクロフト、カイザー・チーフスのニック・ホジソンらが語るザ・ストーン・ローゼズ関連の記事全文は、現在発売中の20周年コレクターズ・エディションのNMEで読むことができる(英語)。
同号はまた、ペンキまみれのローゼズが写った1989年のNMEの表紙のレプリカも載せている。リアム・ギャラガーやリチャード・アシュクロフトは、ケヴィン・カミンズによるこの表紙(1989年10月18日撮影)のNMEを一番好きな号として挙げている。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ノエル・ギャラガー「マリファナを通じてストーン・ローゼズがもっと好きになった」
2009.04.20 16:10