デヴィッド・ボウイの元バンド・メンバー、ドラッグ漬けだった70年代のボウイを「メチャクチャだった」と語る

デヴィッド・ボウイの元バンド・メンバー、ドラッグ漬けだった70年代のボウイを「メチャクチャだった」と語る

デヴィッド・ボウイのバンドで長年にわたりギタリストを務めたアール・スリックが、1970年代にドラッグ漬けだった頃のボウイを語っている。

「The Guardian」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、アールが1976年にリリースされたボウイのアルバム『Station to Station』のレコーディングを振り返り、「バンド全員がドラッグを使用していたが、特に自分とボウイは最悪だった」と明かした。

「デヴィッドは狂気のレベルに陥っていた。だが、リズム・セクションのカルロス・アロマーとジョージ・マレー、デニス・デイヴィスは、私とデヴィッドの愚かさとは程遠く、それほどドラッグを摂取しなかった。彼らが私たちのようにメチャクチャだったら、あのレコードは最悪なものになっていただろう。

だけど私とデヴィッドは、私のギターをオーバーダブしたりなんかして多くの時間を一緒に過ごし、その状態でも上手く作業ができた。私たちは20代だったよ。20代で自分に深刻なダメージを与えながらも、レコードは作れるんだ。私は7~8年しかドラッグをやらなかったが、あれほどの量のドラッグを25年もやってレコードを作れるとは思えないね」


そのドラッグにまみれた環境により、1976年にアールはバンドを脱退。そして、1983年に再びボウイの元へ戻ったが、その頃のボウイはマネージメントにすべてをコントロールされ、本人は自分の周りで何が起きていたかを把握していなかったとも述べている。

アールは当時のボウイがエルヴィス・プレスリーを思い起こさせたと言い、「ボウイは本当にメチャクチャで、周りにいる全員が彼のお金を食い物にして、マネジメントはデヴィッドに知られたくない情報を彼から遠ざけていた」とも述べていた。



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