アメリカを代表する偉大なるシンガー・ソングライター、ジャクソン・ブラウンのソロ・アコースティック・シリーズ第二弾『ジャクソン・ブラウン-ソロ・アコースティック第二集』日本盤（SICP 1767）が３月19日に発売される。

このソロ・アコースティック・シリーズは、ソロ・アコースティック・ライヴの模様を収録したもので、第一弾となる『ジャクソン・ブラウン-ソロ・アコースティック第一集』は2005年に発売された。今回も前作同様に“メインストリームでは居場所を見つけられない音楽の避難所を作る”という構想を元に、1999年にジャクソン・ブラウンが自身で立ち上げたレーベル＜Inside Recordings＞から発表される。

今作は2004年から2006年にかけて世界各地で精力的に行われたソロ・アコースティック・コンサートから音源を厳選。ファンからのリクエストに応えた大ヒット曲“誰かが彼女を見つめてる”他全13曲が収録されている。

なお、日本盤のみのボーナ・ストラックとして、未発表曲“Shadow Dream Songs”が収録されるが、これは2004年の日本公演時のパフォーマンス音源。“Shadow Dream Songs”は、デビュー前出版社やレコード会社への売り込み用として60年代後半にデモ録音した貴重な楽曲。ニッティ・グリティ・ダート・バンド、トム・ラッシュ、ニコ、スティーヴ・ヌーナンなど多くのアーティストによるカバーが存在するが、本人名義のアルバムへの同楽曲の収録は初となる。また、この公演時の“Shadow Dream Songs”をリクエストする客席からの声と、それに対するジャクソンの「古い曲で覚えてるかなあ…」という臨場感溢れるやりとりなども併せて収録されているという（しかも日本盤ライナーにはトーク部分訳もきっちり掲載予定とのこと）。所属レーベルよれば、“Shadow Dream Songs”は広島公演でしか演奏されていないとのことで、広島公演の観客である可能性が高いそうだ。