ルーファス・ウェインライトが、7月10日にマンチェスターで初演された初のオペラ作品『プリマ・ドンナ』の制作は非常に難しかったと語っている。
ルーファスは20年来のオペラ・ファンで、『プリマ・ドンナ』の制作にも2007年から2008年にかけてのツアーの頃から着手していた。
「難しい作業だよ」と彼はオペラの制作についてBBCワールド・サービスに語っている。「どれだけ教育を受けていても、そしてどれだけ知識があったり、それにふさわしい能力があったりしても、いつも全身全霊をかけて取り組まなければならないものなんだ。近道はない。でもそれがオペラのいいところなんだよね。身体全体での体験ってところがさ」
『プリマ・ドンナ』はすべてフランス語で書かれており、フランス語で演じられる。この作品により、ルーファスはオペラ界に進出することになった。
「ピークを過ぎて、キャリアを続けるかどうか決断を迫られるオペラ・シンガーについての話なんだ」と彼は説明する。かつて絶大な人気を誇ったソプラノのマリア・カラスに部分的な影響を受けているそうだ。
『プリマ・ドンナ』は7月10日から19日までマンチェスターのパレス・シアターで国際フェスティバルの一環として公演される。その後、ロンドン、トロント、メルボルンでも披露される予定。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ルーファス・ウェインライト「オペラを書くのは難しい作業」
2009.07.11 12:00