ザ・ビッグ・ピンクが自分たちの音楽の方向性について迷っていると語っている。レコーディングのことになると彼らはまだ「赤ん坊にすぎない」そうだ。
今年デビュー・アルバム『ア・ブリーフ・ヒストリー・オブ・ラヴ』をリリースしたザ・ビッグ・ピンク。フロントマンのロビー・ファーズによれば、彼らのサウンドはまだ原石のままなのだという。
「自分たちの曲は好きだけど、方向性という点では僕らはまだ本当には固まっていないと思うんだ」とロビーは説明し、デビュー作のレコーディングは時間の制約があり、とても大変だったと語る。
「ニューヨークのエレクトリック・レディ(・スタジオ)であのアルバムをレコーディングしていたときには何度も頭を抱えちゃったよ。アルバムに何を入れるかを考えて、使えそうな曲のリストに目を通して、最終的にそれを11曲まで削ってさ」
「アルバムを完成させるのはもう時間との闘いだったし、2、3曲は途中で挫折しちゃったような感じだったんだ」
また、彼らはこれからツアーの最中に新しいEPを作り、それを普通とは違う方法でリリースしたいとイギリスのウェブサイトDrowned In Soundに語っている。
「ツアーをしている間にEPを1枚作ることについて話し合っているんだ。全員が各パートに貢献して、よりミニマルな4トラック風の感触を与えてね。それをツアーの合い間に書いて、ツアーが終わり次第まっすぐスタジオに入ってライブでディスクに収録し、そのままレコード化して、翌朝の9時には店頭に並ぶようにしたい」
自分たちのサウンドにヒップホップ・スタイルのビートを重ねるつもりでいることもロビーは明かしている。
「最近はビースティ・ボーイズをかなり聴いていて、ウータン・クランが使っているようなビートにも惹かれているんだ」
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ザ・ビッグ・ピンク、方向性を見失う?
2009.10.20 21:48