初回放送から胸キュンをたくさん届けてくれたドラマ『私たちが恋する理由』は、いわゆるオフィスラブを繊細な感情の機微で描くラブストーリー。本作は10月クールのドラマなので、菊池さんにとっては今年最後のドラマ仕事となります。2024年は主演ドラマ以外にも、グループとして新たな局面を迎え、新メンバーを迎えるためのオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』がスタートしたり、初の個人ファンクラブを立ち上げたり、『菊池風磨のスポーツキングダム』で初のスポーツ番組MCに挑戦したり──菊池さんにとってはまさに激動の1年だったはず。ドラマの話題はもちろん、今年1年を振り返りながら、今の思いをたっぷりと伺いました。以下、インタビューから一部抜粋してお届けします。
──今回の作品で、ご自身の俳優としてのどんなポテンシャルを新たに発見できたと思いますか?
細やかな表情管理ですかね。僕はすごくクールな役や、すごく明るい役をこれまで多く演じさせていただいてきて。特に明るいキャラクターの印象が強いかもしれませんけど、0か100かのお芝居がこれまでは多かったんですね。今回のように、微妙に表情を変える芝居というのは、あまりなかったんです。そこは難しい点でもあり、学びでもあり、楽しい点でもありました
──この1年で菊池さんがすごく変化したというよりも、菊池さんの考えていることがメディアを通してすごく見えやすくなった、という感じがしていて。オーディション番組は特にそうで、「菊池風磨はこんなことを考えていた人なのか」という。
また、現在のグループについて訊くと次のように語ってくれました。うんうん。ある意味、僕のネタばらしになっていますよね。少し恥ずかしいな(笑)。普段であれば、そういうところは見せたくないんですけど、今はそれだけ無我夢中なんだなと自分でも思います。手の内を明かしてでも、自分たちが誠意を持ってこのオーディションに向き合っている、ということを観ている方々にお伝えしたい。だからあそこでは、自分を全部曝け出すかたちでやらせてもらっているんです。うん……でも本当に、タレントとしては壮大なネタばらしなのかもしれない(笑)
それぞれの役割をそれぞれが見出して、個々のポジションで輝くということを、お互いが意識して目指し始めたんです。お互いによりメンバーのことを考えられるようになったし、だから僕も局面によっては彼らに頼るし、そのぶんメンバーも頼ってくれる。その連鎖がすごくいいなと。今までは頼るということがお互いにそこまでできていなかったのではないかと思うんです。できていなかったというか、他のメンバーに任せることは無責任だと考えがちで、そこにがんじがらめになっていた部分があるんですよね。でも、任せる、頼るということ自体も、自分に対する、グループに対するある種の責任なんだなと。そういう意味で、とてもいい関係性を築けていると思います
CUTには、昨年の初登場CUT2023年6月号以来二度目の登場となる菊池さん。ドラマについての話題では自身が演じる役について穏やかに語ってくれましたが、グループについての話題になると、真摯な瞳で(ふと微笑みながら)迷いなく言葉を紡ぐ姿が印象的でした。自身について、グループについて、仕事について、「菊池風磨の現在」を知る必読インタビューとなっています。全文はぜひ本誌を手にとって読んでください!(阿部文香)
CUT11月号は10月19日発売。現在以下にてご予約可能です。