R.E.M.らがグアンタナモ閉鎖を支持

R.E.M.、パール・ジャム、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ビリー・ブラッグがグアンタナモ収容所の閉鎖を目指すバラク・オバマの政策への支持を表明している。

BBC Newsによれば、彼らは収容所の閉鎖を訴えているジャクソン・ブラウン、スティーヴ・アール、ロザンヌ・キャッシュ、ボニー・レイットらが所属するミュージシャンたちの団体に参加したという。

こうしたアーティストたちの多くは、自分たちの音楽が拷問の道具に使用されたことに憤っているという。

R.E.M.は声明の中でこう語っている。「僕らはこの30年間、平和や正義に関する大義のために活動してきた。それが今になって、僕らの友人たちの音楽が許可もなく、本人に知らせることもなく拷問のための方策に用いられた可能性があるということを知るなんて、ひどい話だ。反アメリカ的としか言いようがない」

アメリカの上院軍事委員会が昨年発行した報告書では、拷問に用いられた音楽についての記述が数回出てくる。

ムハメド・オールド・スラヒという囚人に対しては「ストレスを与える」ために音楽が流されたという報告があり、2003年に行われた尋問では「不規則に明滅する光を当てられ」、ドラウニング・プールの2001年の曲“ボディーズ”が繰り返しかけられたという。

国家機密保全庁の記録によれば、収容所ではAC/DC、ブリトニー・スピアーズ、ビー・ジーズ、マリリン・マンソンらの楽曲も流されていた。

オバマ大統領は2010年1月を目処にグアンタナモ収容所の閉鎖を目指している。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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