違法DL対策「音楽産業に悪影響」

違法ダウンロード常習者のインターネット接続を切断するというイギリス政府の政策は「音楽産業にいい影響を与えない」という調査結果が政策シンクタンクによって発表された。シンクタンクのDemosの調べによれば、違法ダウンロードをしている人々はそうでない人々に比べて音楽に多くの金額を費やしているという。イギリスでは違法ダウンロードを行っている人々が年間77ポンド(約11,500円)を音楽に費やしているのに対し、違法ダウンロードをしない人々は44ポンド(約6,600円)しか費やしていない。調査員のピーター・ブラッドウェルは、違法ダウンローダーたちのインターネット接続を切断することによって音楽産業は被害をこうむるだろうと話す。「政府の現在の政策では不景気に悩む音楽産業にてこ入れすることはできないでしょう」と彼はインデペンデント紙に語っている。「政治家とレコード会社は音楽の消費行動の性質そのものが変わってしまったこと、そして消費者がより安く、簡単に手に入るものを求めていることを認識する必要があります」だが今回の調査では、調査対象者の61%がインターネット接続を切断する警告の手紙を受け取ったら違法ダウンロードを見合わせるだろうとも回答している。政策を主導しているビジネス大臣のピーター・マンデルソンは、2011年4月までにイギリス国内の違法ダウンロード数が70%低下しなければ、その後インターネット接続の切断を導入するという方針を掲げている。(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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