ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズとエド・サイモンズが、<EMIミュージック・ジャパン>のウェブサイトにて、ニュー・アルバム『時空の彼方へ』について語っている。
1995年のメジャー・デビュー以来、ノエル・ギャラガー(オアシス)、バーナード・サムナー(ニュー・オーダー)、ティム・バージェス(シャーラタンズ)といったマンチェスターの豪華人脈をゲスト・ボーカルに起用してきたケミカル・ブラザーズだが、最新作『時空の彼方へ』では、ボーカルが必要な際はトムが自ら歌い、“Additional Vocals”としてアメリカ出身の女性シンガーであるステファニー・ドーゼンを起用したのみ。インタビューで2人は、「ゲスト・ミュージシャンやコラボレーションをやめて、僕らがライブで演出している感覚をよりレコードに詰め込んだ」と話す。
2人は「“セッティング・サン”や“ゴールデン・パス”はもう存在する曲だから(いま同じようなものをまた作る必要はない)」、「また近い将来ゲスト・ボーカリストを迎えて曲を作るかもしれない」とも語っており、今後マンチェスター人脈が復活することもありえるかもしれない。
また、トムはノエルについてこう語っている。「ノエル・ギャラガーのことはマンチェスター時代には知らなかった。僕らが1989年にマンチェスター大学に入った頃は、ノエル・ギャラガーがインスパイラル・カーペッツのローディーをやっていたけど、彼のことは知らないんだ。知り合ったのはもっと後のこと」。
ノエル・ギャラガーをボーカルに迎えた“セッティング・サン”の大ヒットでケミカル・ブラザーズの人気が急浮上するのは1996年秋のことであり、その時点でオアシスはセカンド・アルバム『モーニング・グローリー』をアメリカでも大ヒットさせた世界的スターだった。
ロンドン出身の2人がマンチェスター大学に進んだことについてエドは、「イギリスのトップ10大学のひとつだからね」と語っている。
<EMIミュージック・ジャパン>のインタビュー動画はこちらから(→http://emij.jp/chems/)