プリンスはインターネットの時代はすでに終わっていると考えていることを明らかにしている。
デイリー・ミラー紙とのインタビューでプリンスは今回の新作『20Ten』をネット・ダウンロードで入手できなくしたのは、自身がネットのテクノロジーについてそう考えているからだと語った。
「インターネットは完璧に終わってるね」とプリンスは説明する。「そもそもなんでぼくの新しい音楽をiTunesなどに明け渡さなきゃならないのかさっぱり意味がわからないね。おまけに前金も払わないくせに音源をもらえないとやたら逆ギレするんだよね」。
プリンスは07年に『プラネット・アース』のリリース時にしたように、今度の新作『20Ten』をデイリー・ミラー紙とデイリー・レコード紙の付録としてリリースする。
インターネットがどうしてもうダメなのかプリンスはこう説明した。「インターネットっていうのはMTVのようなものなんだよ。MTVもある一時まではすごくヒップでイケてるものだったけど、突然、時代遅れになったからね。いずれにしても、世にごろごろしてるコンピューターもデジタル機器もまったくだめだよ。頭の中を数字でいっぱいにするだけなんだから。そんなのが心身にとっていいわけないだろう」。
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