現在、マンチェスター・アート・ギャラリーにおいて、カイリー・ミノーグ展が開催されている。これはカイリーのためにデザインされた衣装、アクセサリーやアルバムのジャケット写真などのなかから、セレクトされた100点以上を展示するというもので、彼女のアーティスト・ヒストリーとファッションの変遷を見ることの出来る貴重な展示会。

これは、もともと2005年にオーストラリアで開催されていた同名の展覧会をヴァージョン・アップさせて、2007年２月８日から６月10日まで、ロンドンのヴィクトリア＆アルバート・ミュージアムで開催され好評を博した、カイリー・ミノーグ展『Kylie-The Exhibition』が、巡回してきたものだ。

展示されているアイテムは、1988年頃に地元オーストラリアのTVドラマで着用していたオーバーオールからはじまり、2004年のショーガール・ツアーで着用したジョン・ガリアーノのデザインによる羽を多用したゴージャスかつ妖艶なレオタードといったステージ衣装。また“Spinning Around”のPVで着用しているゴールドのラメで装飾されたホット・パンツや、“Can’t Get You Out Of My Head”のPVで着用しているセクシーな白のジャンプ･スーツなどが展示されているという。また、カイリーの楽屋を再現した部屋もあるといい、ファンにはたまらない空間になっているようだ。マンチェスター・アート・ギャラリーでの『Kylie-The Exhibition』は９月２日まで開催予定となっており、入場無料とのこと。詳細はギャラリーの公式サイトでご確認ください。

なお、カイリー・ミノーグは、2006年11月故郷オーストラリアにて行なわれた闘病からの復帰ライヴを収録した、２枚組ライヴ盤『カイリー･ザ・ライヴ！リターンズ』を６月末にリリースした。カイリーにとって10枚目となる新アルバムのプロデュースは、ポップなダンス・チューンを次々と生み出し、デビュー・アルバム『カルヴィン・ハリスのディスコ革命』の評判も上々な、スコットランド出身のDJ/ソングライターであるカルヴィン・ハリスが手がけているという。また同作品にグルーヴ・アルマダやホット・チップが参加することも報じられている。