現在限定1週間のストリーミング公開されているマイケル・ジャクソンの新曲“ブレイキング・ニュース”だが、レーベルのソニー・ミュージックはこのボーカルが実際にはマイケルではないという指摘を否定した。
このレコーディングのメイン・ボーカルは確かにマイケルであることにソニーは「揺るぎない自信を持っている」と発表したとBBCは伝えている。偽ボーカルの噂は、マイケルの甥であるTJ・ジャクソンとタリル・ジャクソンがそれぞれにツイッターでそうほのめかしたことに端を発している。
TJは“ブレイキング・ニュース”のボーカルが「いかがわしいボーカルにマイケルのサンプリングを巧妙に合わせたものだ」とツイートする一方で、タリルはそっくりさんが起用されたのではないかとツイートしている。
「マイケルに似ているのと実際にマイケルであることはまったく別物なんだよ」とタリルはツイートしていて、このトラックのボーカルがレコーディングされた現場に自分も居合わせていたと語っている。また、タリルは12月10日にリリースされるアルバム『マイケル』には確かにマイケルのボーカルになっているトラックもあって、それは「100パーセント支持する」が、「“ブレイキング・ニュース”とほか数曲は、単純にマイケルの声ではないので支持できない」とツイートしている。
一方、ソニーは「精力的に行われた調査の結果については揺るぎない自信を隠せない次第で、マイケルとスタジオで作業を重ねた関係者による今回の新作のボーカルはマイケルのものだとする証言についても全幅の信頼を置いています」と発表している。また、このアルバム用に自身もトラックを提供したというマーク・ロンソンは自身の手がけたトラックについては間違いなくマイケル自身の声だったと語っている。
TJとタリルはともにマイケルの長兄ティトー・ジャクソンの息子に当たる。マイケルの新曲“ブレイキング・ニュース”を聴くにはこちらから。(→http://breakingnews.michaeljackson.com/)
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