ポーティスヘッド、ATPイベントの出演とともに新作のレコーディングに着手か

ポーティスヘッド、ATPイベントの出演とともに新作のレコーディングに着手か - 08年作 『サード』08年作 『サード』

オール・トゥモローズ・パーティーズの姉妹イベントとして11年7月に2日間にわたって行われるアイル・ビー・ユア・ミラーのキュレーターにも先頃指名されたポーティスヘッドだが、08年の『サード』に続く新作の制作に来年から取りかかることも明らかになった。

ポーティスヘッドのエイドリアン・アトリーは、そろそろ新作のソングライティングに取りかかりそうになっているとBBCに説明している。「今ちょうどそれぞれに関わっているプロジェクトを仕上げているところで、それが終わったところでいろいろ書き始めようかなという感じなんだ。最初はちょっと別々に進める感じにしてそれから一緒にしていくんだけど、なかなか楽しみなんだよね。みんな体勢を合わせてきているっていうか、なんとなくお互いの様子をうかがいながら、いつ走り始めようかタイミングを見極めているっていう感じで」。

「どういう方向で行こうかとか、そういうことについてはもちろん考えたし、話し合ってもいるんだけどまだ全然早い段階だし、いろいろ決まりごとを作っちゃって決め込んじゃいたくないし、ぼくたちはたいていの場合、そういうやり方でやってきたから。だから、湧いて出てきたものの成り行きに任せて、とりあえずどんな音か探ってみるっていう感じじゃないのかな」

一方、アイル・ビー・ユア・ミラーなどでのライブ活動とスタジオ制作を同時進行させることでどういう影響が出そうかという問いにはこう答えている。「そういうことはやったことがないし、その時点で書いているものにその影響が明らかに顔をのぞかせることになるだろうね。あと、その時点での自分たちの心境にも影響するだろうな」。

「ぼくたちの場合にはかなり長い間スタジオに姿を消すことになるから、時にはそのプロセスが非常に暗いものになるし、それがまたクリエイティヴなプロセスの1部にもなっていて、僕たちの作っている音楽とか、自分たちの周りに築いている世界観を生み出しているものにもなっていたりするんだよ」

「でも、今回はそこを変えようということなんだよ。今度の作品の周辺でライブもやるということで、なにかいい影響があるかもしれないよね。あるといいんだけど。そういう意味で、今回はすべてをひっくるめてすごく楽しみにしてるんだ」
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