グラミー賞、来年から授賞部門を改変。男性部門と女性部門の区別を廃止へ

授賞部門がかなり細分化されていて、相当数の項目に上ることで知られるアメリカ最大の音楽賞のグラミー賞だが、かなり大胆な部門の削減と統合が試みられることが明らかになった。

部門数でいうと109部門から78部門へと削減する予定で、かなり多くのジャンルが他部門に吸収されることになり、取りやめになるジャンルも多いとか。

その代わり、この新しい体制ではこれまで25アーティスト挙げられていた候補者数は40アーティスト挙げられることになったとBBCが伝えている。

「これにより、グラミー賞を受賞するための競争はさらに厳しくなってくるということです」とグラミー賞を主催している全米レコード芸術科学アカデミーの会長ニール・ポートノウは説明している。

さらに今回の改変で、ポップ部門、R&B部門、カントリー部門とアメリカでは最もニーズのある3部門においては男性部門と女性部門を統合していくという。

ポートノウはさらにこう説明している。「偉大な歌い手とは偉大な歌い手であるというだけなんですね。つまり、その歌声に大きな才能を持っているということであって、その表現と情感の内容についてその世界のトップにあるかどうかが問われるべきであって、それは性差で定義されるべきことではないのです」。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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