ノエル・ギャラガー、“ザ・マスタープラン”のビデオの元ネタとなった画家L・S・ローリーを再評価すべきだと語る

ノエル・ギャラガー、“ザ・マスタープラン”のビデオの元ネタとなった画家L・S・ローリーを再評価すべきだと語る - オアシス 1998年作『ザ・マスタープラン』オアシス 1998年作『ザ・マスタープラン』

元オアシスのノエル・ギャラガーは、イギリス北部の都市風景を叙情的に描き、オアシスの2006年の“ザ・マスタープラン”のビデオのインスピレーションともなった画家L・S・ローリーの作品がもっと一般の目に触れられるようにしたいと訴えている。

実はノエルは俳優のイアン・マッケランがローリーを題材にして製作したドキュメンタリー作品『Looking for Lowry』に出演してこうした発言を行っているのだが、マッケランはイギリス美術の系譜を集約したロンドンのテイト・ギャラリーにもぜひローリーの作品を展示してほしいとうキャンペーンを続けていて、ノエルもこのキャンペーンを支持しているとか。マッケランのドキュメンタリーでもノエルは「ローリーの作品はテイトにはふさわしくないそうなんだよね。それはローリーが単に北部人だからなのかな? それともそれ以外の理由が誰かわかる人いる? なぜなんだろう? 公式にはどういう一線でこれを決めてんの?」と問いかけている。

今回のドキュメンタリーはローリーの没後35周年を記念して製作されたものだそうだが、この作品用の取材に答えてノエルは初めてローリーの作品の見た時のことをこう語っている。「そんなこと憶えてないって。それって誰かにさ、ビートルズを初めて聴いたのはいつって訊いてるようなもんだから」。

また、ローリーの独特なスタイルの肖像画についてはこう語っている。「ローリーの作品はいつでも身近にあったからな。それとほかの手のものもあるしね、あのイカレた目つきのちょっとイカレた感じの絵とかもあるしね。あの一連の肖像画は俺にはどれもアル中の絵にしか見えないんだよね。まあ、だから、きっとローリーが人生で出会った人たちは全員なんかしらの形で作品に描き込まれてたんだろうね」

ローリーの作風に触発された“ザ・マスタープラン”のビデオはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=nGQq_U1L8Bo&feature=player_embedded


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