レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロは自身のソロ・プロジェクト、ザ・ナイトウォッチマンとしての新作EPを今月中にもリリースすることを明らかにした。
EPは『Union Town』といって、8曲収録され、トムが新しく契約したニュー・ウェスト・レコードからダウンロードとアナログ盤という形でリリースされる予定だ。収録曲8曲のうち“A Wall Against the Wind”“Union Town”“Which Side Are You On?”の3曲はオリジナルで、残りはカバーになるという。
今回のオリジナル曲についてトムは今年2月にウィスコンシン州マディソンで起きた、ウィスコンシン州知事が提案した労働組合潰し法案への大々的なデモを現地まで訪れてその目で見た経験に触発されているとロスアンジェルス・タイムス紙に語っている。
「マディソンで見た騒動には本当にインスピレーションを受けてるんだよ」とトムは説明する。「それだけでなくて、ぼくはアメリカ中の労働者と話をしているし、数ヶ月前にもロスアンジェルスで開かれた労働集会にも参加しているけど、ぼくにわかるのは労働者というのは、少しばかりでも、あるいは目に余るような形でも、どんな形でも専横に甘んじるつもりはないということなんだ。ぼくの大きな願いはこのレコードがそういう労働者のための勢いとなる風を起こせればなあということなんだ」。
EP『Union Town』の収益の一部はアメリカ労働総同盟=産業別組合会議の基金であるアメリカ・ヴォーツ労働連帯基金に寄付されるという。なお、ザ・ナイトウォッチマンとしてのフル・アルバム『World Rebel Songs』は今年の夏にリリースを予定している。
トムの新曲“Union Town”をダウンロードするにはこちらから→
http://saveworkers.org/
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