エディ・ヴェダー、セカンド・ソロの発端はザ・フーをパクった“スーン・フォゲット”だったと語る

エディ・ヴェダー、セカンド・ソロの発端はザ・フーをパクった“スーン・フォゲット”だったと語る - 『ウクレレ・ソングス』『ウクレレ・ソングス』

セカンド・ソロ『ウクレレ・ソングス』を6月8日にリリースするパール・ジャムのエディ・ヴェダー。実は今年はパール・ジャムのデビュー20周年を記念する年でもあるのだが、なぜ今ウクレレ曲のソロを出すのかと訊かれ、ここ10年近くにわたって練習として書きためてきたウクレレ曲がある程度の数に達して、最後の数曲を書き上げた時に突然、アルバムにしようかと思い立ったとローリング・ストーン誌に語っている。

では、そもそもなぜウクレレなのかという点についてはある限られたサウンドで取り組みたかったと説明していて、1色だけで絵を描くようなものなのだとたとえていて「微妙さとか、音色の変化をしっかり受け止められるようになるからね」と語っている。そもそも最初は洒落みたいなものだったのが、だんだんウクレレだけで11曲、12曲くらい自分に書けるだろうかという挑戦に近いものになり代わっていったとか。

その一方で自身のソロ・パフォーマンスでエディはやはりウクレレを使ったザ・フーの“ブルー・レッド・アンド・グレイ”のカバーを披露していて、これについては、13歳で初めてこの曲を聴いた時に自分のなかではウクレレという楽器が「解禁になった」と説明していて、この曲がさらに『バイノーラル』に収録した“スーン・フォゲット”を触発したのではないかという指摘についてはこう応えている。

「冒頭のコードはあからさまに“ブルー・レッド・アンド・グレイ”そのまんまだからね。だから、要はあれをやっちゃってからね、30秒ほどの盗作行為を埋め合わせるためにもウクレレの曲を一塊ほど書かなきゃだめだって感じちゃったところもあるんだよね(笑)。ほんとにピート・タウンゼントには感謝してもしたりないくらいなんだけど、やっぱりちゃんと謝礼を贈るとか、しっかりしたウクレレを1本贈るとか、そのくらいするべきかなとも思うんだ。今この時点ではすごい借りがあるなと思うよ」

なお、エディは今月からソロ・ツアーにも乗り出すことになるが、その後はパール・ジャムの20周年記念活動にいそしむそうで、9月5日にはウィスコンシン州でライブを予定していて、その後カナダ・ツアーになだれこむそう。また、バンドはすでに10枚目のアルバムの制作にも入っていて、これについてはあまり多くを語りたがらないエディはただ「キテるよ!」と説明している。
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