稀代のシンガー・ソングライター、ジョン・マーティンのトリビュート盤にベック、ロバート・スミス、ボンベイ・バイシクル・クラブらが参加

稀代のシンガー・ソングライター、ジョン・マーティンのトリビュート盤にベック、ロバート・スミス、ボンベイ・バイシクル・クラブらが参加 - 1981年作『支配者に捧ぐ』1981年作『支配者に捧ぐ』

フォーク、ロック、ブルースとジャンルに縛られず、まったく独自のギター・サウンドを打ち出しながらも惜しくも2009年に急逝したシンガー・ソングライターのジョン・マーティンを悼むトリビュート・アルバムがリリースされる。

『Johnny Boy Would Love This – A Tribute To John Martyn』と題されたこの追悼アルバムにはボンベイ・バイシクル・クラブ、ベック、スノー・パトロールのほか、ベス・オートン、フィル・コリンズ、ザ・キュアーのロバート・スミスやヴァシュティ・バニヤンらも参加している。もともとは昨年から企画されていた作品だが、ようやく8月15日にリリースされる運びとなり、収益はジョンの遺族に贈られる。

ジョンは40年以上に及ぶキャリアの間に20枚ものアルバムを発表し、エリック・クラプトンやデヴィッド・ギルモアなどとのコラボレーションでも知られている。2009年に大英帝国勲章を叙勲されることが決定した直後の1月29日に両側性肺炎で亡くなった。

ジョンの1980年の『Grace & Danger』や81年の『支配者に捧ぐ』で一緒に作業を重ねたフィル・コリンズは次のように語っている。「ジョン・マーティンは個性的でユニークだったね。完璧なまでにユニークだよ。ジョンの音楽にはあまりのパワーとエモーションが込められていて、ジョンとアコースティック・ギターという構成だけだったとしても、聴き手を打ちのめしてしまうほどに圧倒的だったんだ」。

『Johnny Boy Would Love This – A Tribute To John Martyn』のトラックリストは以下のとおり:

Disc 1:
'Let The Good Things Come' (David Gray)
'Glorious Fool' (Clarence Fountain and Sam Butler)
'Small Hours' (Robert Smith)
'Stormbringer' (Beck)
'Over The Hill' (Ted Barnes featuring Gavin Clark)
'I Don’t Wanna Know' (The Swell Season)
'Bless The Weather' (The Emperors Of Wyoming)
'Couldn’t Love You More' (Lisa Hannigan)
'Go Easy' (Vetiver)
'Solid Air' (Skye Edwards)
'You Can Discover' (Cheryl Wilson)
'The Easy Blues (Jelly RollBaker)' ( Joe Bonamassa)
'Dancing' (Sonia Dada)
'Certain Surprise' (Sabrina Dinan)
'One World' (Paolo Nutini)

Disc 2:
'May You Never' (Snow Patrol)
'Go Down Easy' (Beth Orton)
'Fairytale Lullaby' (Bombay Bicycle Club)
'Fine Lines' (Syd Kitchen)
'Head And Heart' (Vashti Bunyan)
'Run Honey Run' (Morcheeba)
'Angeline' (Nicholas Barron)
'Walk To The Water' (John Smith)
'Hurt In Your Heart' (Judy Tzuke)
'Road To Ruin' (Jim Tullio)
'Oh My God' (John Wayne)
'Rope Soul’d' (The Blackships)
'Back To Stay' (Ultan Conlon)
'Anna' (Brendan Campbell)
'Tearing And Breaking' (Phil Collins)


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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