メタリカはルー・リードとのコラボレーションでフル・アルバム分のレコーディングを終えたことを6月15日に明らかにした。
バンドはこれまでに現在行っているレコーディングが「100パーセント・メタリカというわけではないプロジェクト」のためのものだということは明らかにしてきたが、ここにきて、今回のレコーディングの詳細を自身のオフィシャル・サイトで明らかにしている。バンドによれば、ルー・リードが自分たちのスタジオに出入りしているのを目撃されたのをきっかけにして、発表に至ったとか。
バンドはこう説明している。「メタリカはフル・アルバムの内容のレコーディングを完成させたばかりで、しかもこれがコラボレーション作品で、あの伝説のルー・リードとのものであることをここに発表するのを光栄に感じます」。
経緯については次のようなことだという。「2009年10月にマディソン・スクエア・ガーデンでルーと一緒に演奏するという機会を得てから、一緒にレコーディングを作ろうというアイディアをそれぞれに取り組んできたわけで、実際にもここ数ヶ月の間、俺たちのスタジオであるHQで断続的に作業を続けてきたんだ」。
「メタリカ関連プロジェクトとしては光速の早さで仕上がったけれども、今回10曲レコーディングしていて、いつみんなに聴かせられるのかはまだわからないので言えないけれども、先週レコーディング・セッションを終えたということをみんなに報告できることになって、もうこれから楽しみでならないよ」
今回のコラボレーションのリリース時期やどういうフォーマットでのリリースになるのかはまだ明らかにされていない。
メタリカは7月8日にネブワースで行われるソニスフィア・フェスティヴァルでヘッドライナー出演を予定しているが、これはアンスラックス、スレイヤー、メガデスらとの合同ツアーも兼ねている。
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