1980年時点のジョン・レノンは共和党のレーガン大統領に投票していたはずと元アシスタントが語る

1980年時点のジョン・レノンは共和党のレーガン大統領に投票していたはずと元アシスタントが語る - 1971年作 『イマジン』1971年作 『イマジン』

1980 年の時点でジョン・レノンはかつての左翼的な考え方を捨てていて、もしアメリカでの参政権を持っていたらレーガン第40代大統領に投票していたはずだと、ジョンのかつてのパーソナル・アシスタントが語っている。

1979年から80年までジョンのアシスタントを務めていたフレッド・シーマンはこの度完成した新しいドキュメンタリー『Beatles Stories』で、ジョンは晩年、自身のかつてのラディカリズムについて恥ずかしく思っていたと語っている。

シーマンは「ジョンは自分がアメリカ人だったら絶対に(共和党の)レーガンに投票すると明言していて、それはジョンが(民主党の第39代大統領)ジミー・カーターを酷評していたからなんです」と語ったとジャム・ショービズが伝えている。

「レーガンとは70年代になにかのスポーツ・イベントで会ったんですよね。もともとレーガンはカリフォルニア大学バークレー校で起きた反戦デモ隊襲撃事件を指揮した人物だったわけですからね、きっとそのことを忘れてたんだろうけど。でも、確かにレーガンへの支持をジョンは口にしていて、それはぼくにはショックでした」

シーマンはさらに続ける。「ジョンが一度、昔から共産主義シンパだったぼくの叔父と猛烈な口喧嘩になったこともありました。ジョンがかつてのラディカリズムをあとにしていたことは明らかでしたよ」

「1979年から80年にかけてのジョンは“イマジン”を書いた頃と較べてまったく違った人になっていましたね。1979年のジョンはそんなかつての自分を振り返っては、その当時のナイーヴさを恥ずかしく思っていたようです」

ドキュメンタリー『Beatles Stories』はソングライターとしても有名なセス・スワースキーが監督していて、現在、世界各地の映画祭で上映されている。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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