エイミー・ワインハウスの死をマーク・ロンソン、父ミッチ、レディー・ガガらが悼む

エイミー・ワインハウスの死をマーク・ロンソン、父ミッチ、レディー・ガガらが悼む - 2003年作『フランク』2003年作『フランク』

急死したエイミー・ワインハウスの大ブレイク作となり、最後のアルバムとなった2008年の『バック・トゥ・ブラック』のプロデューサーを務めたマーク・ロンソンは「自分のソウルメイトだった」とエイミーの死に悼みを表している。

マークはエイミーが「妹のようだった」とBBCに語っている。「音楽的にはぼくのソウルメイトでもあったんだ。これはぼくにとって最も悲しい日のひとつとなると思う」。

マークと『バック・トゥ・ブラック』を共同プロデュースしたサラーム・レミはツイッターで、「とても悲しい日だ。かげがえのない友人と妹を失った」と綴っている。

その一方で自身もジャズ・シンガーとして活躍している父親のミッチは公演先のアメリカから急遽帰国し、エイミーの死について「あまりにもショックだ」と語っている。

「泣く気にもなれないよ。家族のためにもぼくも気張らんとならんし。打ちのめされたような気分だ。あまりにもショックだよ」

エイミーの死が発覚した際、ミッチは公演先のニューヨークを訪れていて、7月25日にブルーノートでライブを2回予定していた。ブルーノートのサイトではミッチのライブが中止になったことが正式に発表されていて、エイミーの家族へのお悔やみがアップされている。

レディー・ガガは追悼の意をこうツイートしている。「エイミーはポップ・ミュージックを永遠に変えてしまったし、エイミーのおかげで希望はあるんだと、わたしは孤独じゃないんだと思えたのを今も思い出せる。エイミーはジャズを生きて、ブルースを生きた」。

ディプロは「エイミーの声はぼくたちの世代では2人といないものだった」と語っている。

M.I.A.はサウンドクラウドに“27”という未完成のデモ音源をアップロードし、ツイッターでエイミーの冥福を祈っている。音源は27歳で他界したすべての友人に捧げる作品だという。

コートニー・ラヴは「『あまりにも壮大な才能がひとつ水泡に帰した』とは言いたくないけど、そう感じてる。もう打ちのめされている。エイミーとは一緒になったことがあるのね。2度ね」とローリング・ストーン誌に語り、「こういうのってもうひどすぎる」と締め括っている。

9月にリリースされるデュエット・アルバム『Duets Ⅱ』で“ボディ・アンド・ソウル”をエイミーとレコーディングしたトニー・ベネットは次のようにエイミーのことを振り返っている。「類まれなミュージシャンで、ボーカリストとして稀有な直観力を備えていて、彼女のような抜きん出た才能がこんな早くにその生涯に終えることになって、うちひしがれています。とても愛らしく知的な人物で、一緒にレコーディングをした時には、ソウルフルで素晴らしいパフォーマンスをしてもらいました」。


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