8月26 日から28日にかけて行われたレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルのメイン・ステージに出演したフレンドリー・ファイアーズは11月から開始する新作の『パラ』ツアーについて、プライマル・スクリームの『スクリーマデリカ』完全ライブ・ツアーに触発されたものだとNMEに語った。
8月28日にレディングのメインに出演したフレンドリー・ファイアーズだが、バック・ステージでボーカルのエド・マクファーレンは今度のツアーのプランなどはプライマル・スクリームの『スクリーマデリカ』のライブを目撃して思いついたものが多いと語っている。
「今度のライブのセッティングについては70年代のディスコで使ってたような照明器具をたくさん導入したりして、いろいろ手を拡げてるんだ。実際にぼくたちが演奏をしていない時にもいろんなことが起きてるようなものにして、スペクタクルというよりはイベントに近いものにしたいんだよ。だから、プライマル・スクリームが『スクリーマデリカ』でやったようなことを狙ってるってことなんだ。バンドが来ました、演奏しました、っていうものよりは、常に音が流れているようなものにしたいんだよね」
さらに最新シングルの“ハワイアン・エアー”についてエドは特にフェスの観客を念頭に書いたことを明らかにしていて、観客受けする曲を書くのに成功したと語っている。
「“ハワイアン・エアー”なんかは特に今日みたいなステージのために書いた曲だし、ライブ用に書いた曲でもあるんだよね。すごいドラムが転がっていくヴァースがあって、そこから広がるようなコーラスが展開するっていう。結構キマる曲をひとつ書くことに成功したんだと思うな」
さらに今年のフェス・シーズンについての感想を求められるとエドはベルギーのプッケルポップ・フェスでステージが崩壊して犠牲者が出た事故について回想した。
「最悪だったのは明らかにプッケルポップだったね。ステージには出なかったけど、あの騒ぎの渦中にいてちょうど救護テントの隣にいたんだよ。つまり、あんまり居心地のいい場所じゃなかったっていうことだよね。本当にフェスの暗部がもろに出たって感じだったな」
なお、ドラムのジャック・サヴィッジはフェス後、ツアー開始まではカナリア諸島のランサローテ島で休暇を楽しむつもりだとNMEに語った。「ランサローテの黒砂海岸を楽しんで結果的に性病にかかってくる予定だよ。そういうことも避けることはできるけど、それを避けるって頭おかしいだろ」。
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