リンジー・バッキンガム、フリートウッド・マックの新作とツアーの可能性を明かす

リンジー・バッキンガム、フリートウッド・マックの新作とツアーの可能性を明かす - フリートウッド・マック『噂』フリートウッド・マック『噂』

9月6日にソロ・アルバム『Seeds We Sow』をリリースするフリートウッド・マックのギターのリンジー・バッキンガムだが、リンジーは来年フリートウッド・マックが新作リリースとツアーを行う予定だと明らかにしていて、ローリング・ストーン誌に「確実になにかやるはずだよ」と語っている。

「最低でもツアーはやるだろうし、ひょっとしたらアルバムも作るかもしれないね。ただ、それは様子を見てという感じで、今のところなにも決まってはいないんだ。フリートウッド・マックではいろいろ政治的に地雷がはびこってるから、同時に全員を集めてくるのがすごく難しいんだよ。でも、ひょっとすると今回は全員が珍しく同じことをやりたがる時期にあたるかもしれないんだ。理由はなんにせよね」

スティーヴィー・ニックスとユニットを組んでいたリンジーはもともとギターの名手ピーター・グリーンを擁するブルース・ロック・バンドだったフリートウッド・マックに1974年にスティーヴィーとともに加入し、ポップ・ロック路線を推し進めることになった翌年の『フリートウッド・マック』の制作に大きな力を寄与した。その後、77年の『噂』の大ヒットでバンドは世界でもトップ・クラスの人気を誇るにバンドに駆け上った。また、『噂』はベースのジョン・マックヴィーとキーボードとボーカルのクリスティン・マックヴィーの離婚騒動の渦中とバンド全員によるコカインの乱用のなかで制作されたことでも知られている。

「バンドで仕事をするというのは、ぼくが想像するところの映画での仕事の仕方に似ているんじゃないかとそう思うんだよ」とリンジーは語る。「バンドってものすごく政治的なものだから、A地点からB地点に行くまでにものすごく言葉で物事を動かしていかなきゃならないんだよね。でも、ひとりで作品を制作する時にはなんかもっと絵を描いているのに似てるんだよね。キャンヴァスの前でひとりで立ってる時のように、もっと無意識的で、瞑想的な作業になるんだよ」

リンジーはさらに、フリートウッド・マックとのツアーのほか、スティーヴィーと1973年に制作した『Nicky Buckingham』もいずれ再発するつもりであることを明らかにしている。

「これについてはよく話し合ってるんだけどね」とリンジーは語る。「ただ、ものぐさがたたってずっと先送りになってきてるんだ。ただ、必ず再発するつもりだし、それ以上になにか新しいことをやる可能性もあるんだけど、これについてはまだ詳しいことは話せないんだ」。

スティーヴィーもまた先頃、似たような発言を『Nicky Buckingham』について行っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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