ダヴズのボーカルのジミ・グッドウィンはソロ作品の制作に着手していることを明らかにしているが、ジミは夏に入ってからエルボーのガイ・ガーヴィーと一緒にいくつかのトラックに取りかかってきたとか。ジミはエルボーの2003年の『キャスト・オブ・サウザンズ』の“グレイス・アンダー・プレッシャー”で客演している一方で、ガイはダヴズの05年の『サム・シティーズ』で2曲客演している。
ジミはBBCに次のように語っている。
「ソロって呼ぶのはどこか嘆かわしいんだけど、たぶんそういうことなんだろうね。ちょっとイカれたミックス・テープのような様相を呈し始めていて、息継ぎのための間もなければ、曲の間の無音状態もないし、140BPMのイカれたカーニヴァルのような音からいきなりフォーク・トラックになってそこからヒップホップ・ビートが入るっていうような内容なんだ」
さらにジミは次のように続けている。「ぼくとガイはずっと前からなんかやろうよって脅し合ってきたんだけど、今年の夏を迎えてようやくリアル・ワールド・スタジオでそれが実現したんだよ。週末にスタジオへ赴いて、それまで送り合ってた音源をいくつか仕上げてみたんだよ。いくつかの曲はしっかり形になってるからそれは今度のぼくのレコードにはまず収録されるはずだよ。まあ、作ってるレコードがどんなものになるのかは自分でも皆目見当もつかないけど」。
また、ジミは『The Bird Effect』というドキュメンタリー用にサウンドトラックを制作していることも明らかにしている。その一方で、ダヴズのギターのジェズ・ウィリアムズがNMEに対して、ダヴズはもう終わったのかもしれないと発言していたことをめぐって、いずれダヴズはまた活動を再開することになるだろうという見込みを語っている。
「23年、24年くらい一緒にやってきて、ちょっとそれぞれのバッテリーを充電し直して、それぞれに個人としてなんかやってみるべき時期が来たってことなんだよ。なんか喧嘩別れしたとか、そういうことは全然ないんだ。みんなそれぞれになんかやっていて、いつかいろいろ持ち帰ることになると思うんだよ。いつになるのかはわからないけどね」
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