2008 年にスターバックス・コーヒーでの限定リリースとして発売されていたソニック・ユースのベスト・アルバム『ヒッツ・アー・フォー・スクエアーズ』が10月5日にユニバーサルから通常リリースされる。
このアルバム、さまざまなアーティストが楽曲を選んだところが特徴となっていて、選んだ人はレディオヘッド、パール・ジャムのエディ・ヴェダー、ビースティ・ボーイズのマイク・D、ベック、女優のポーシャ・デ・ロッシ、脚本家のダイアブロ・コーディ、作家のデイヴ・エガーズ、女優のミッシェル・ウィリアムズ、映画監督のガス・ヴァン・ザント、女優のクロエ・セヴィニー、そしてザ・フレイミング・リップスらが名前を連ねている。
また、ソニック・ユースの1991年のヨーロッパ・ツアーのドキュメンタリーとなり、ニルヴァーナなど、オルタナティヴ・ロックがブレイクしていく姿を追うドキュメンタリーともなった伝説の映像作品『1991:ジ・イヤー・パンク・ブローク』が10月31日に初めてDVD化される。ソニック・ユース、ニルヴァーナのほかには、ベイブス・イン・トイランド、ダイナソー・Jr、ラモーンズ、マッドハニーらが登場し、バックステージ映像もふんだんに紹介される内容となっている。
DVDには『(This Is Known As) The Blues Scale』という未公開の短編も映像特典として収録されていて、これにはニルヴァーナによる“イン・ブルーム”のパフォーマンスが捉えられている。さらなる特典映像としては、ソニック・ユースのサーストン・ムーア、スティーヴ・シェリー、リー・ラナルドというメンバー3人と、ダイナソー・Jrのジェイ・マスキス、そして監督のデイヴ・マーキーが2003年に行ったシンポジウム、『ブロークン・パンク』の模様も収録されている。
DVD盤『1991:ジ・イヤー・パンク・ブローク』の予告編はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=AxEzBR-rEnk
『ヒッツ・アー・フォー・スクエアーズ』のトラックリストは以下のとおり:
‘Bull in the Heather’ (selected by Catherine Keener)
‘100%’ (selected by Mike D)
‘Sugar Kane’ (selected by Beck)
‘Kool Thing’ (selected by Radiohead)
‘Disappearer’ (selected by Portia de Rossi)
‘Superstar’ (selected by Diablo Cody)
‘Stones’ (selected by Allison Anders)
‘Tuff Gnarl’ (selected by Dave Eggers and Mike Watt)
‘Teenage Riot’ (selected by Eddie Vedder)
‘Shadow of a Doubt’ (selected by Michelle Williams)
‘Rain on Tin’ (selected by Flea)
‘Tom Violence’ (selected by Gus Van Sant)
‘Mary-Christ’ (selected by David Cross)
‘World Looks Red’ (selected by Chloe Sevigny)
‘Expressway to yr Skull’ (selected by The Flaming Lips)
‘Slow Revolution’ (new track)
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