ジュリアン・レノン、ポール・マッカートニーへのあてつけ発言は洒落だったと訂正

ジュリアン・レノン、ポール・マッカートニーへのあてつけ発言は洒落だったと訂正 - 2011年作『Everything Changes』2011年作『Everything Changes』

先頃、元ビートルズのポール・マッカートニーに意図的に無視されていると自身のフェイスブックで嘆いてみせたジュリアン・レノンだが、先の発言を撤回し、ただの冗談だったと語っている。

ジョン・レノンとジョンの最初の妻シンシアとの間に生まれたジュリアンはマーティン・スコセッシ監督によるジョージの伝記映画『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』のプレミアにも招待されず、10月2日のポールの挙式や22日の披露宴にも招待されなかったことから意図的に無視されていると10月23日に自身のフェイスブックに次のように綴っていた(その後削除された模様)。

「ポールの結婚式でもシカトされ、ラスヴェガスでの『Love!』5周年もシカトだよ! 昨日の夜のポールの披露宴もシカトされた。ジョージの映画のプレミアにもシカトされ、こんなに無視されるほどのことをぼくがなにかやったのかな?」

「こうしたイベントにぼくはどれひとつとして招待されなかった……ぼくたちの間には絆があったと思うんだけど……明らかにそうじゃなかったみたいだ」

さらにジュリアンはこう締め括っていた。「“真実が欲しい”……そろそろ本音を言ってくれたらどうなんだろう。ぼくと母は歴史から闇に葬られるつもりなどないから。よくもやってくれたね」。

しかし、ここにきてジュリアンは周囲が自分のコメントをちょっとだけ真剣に受け取り過ぎたようだとフェイスブックに書いている。

「多くの人のぼくのこの間のコメントの受け取り方がちょっと行きすぎちゃったような……正直な気持ちで手を心に当てて書かれたものだったんだけど、その心は気紛れだったというか……あの状況はまずなによりも笑えるものではあったんだ」

さらにジュリアンはこう続けている。「別に悲観に暮れてたわけじゃないし……事実を述べていただけで……明らかに人はぼくのユーモアとキャラクターを取り違えて誤解してしまうようなんだ……ま、人生なんてそんなもんでしょ」。

なお、ジュリアンは先月6枚目にして13年ぶりのアルバムとなる新作『Everything Changes』をリリースしたばかりで、突然の新作を発表することになった心境をジュリアンはこう語っていた。

「折に触れてギターを手にしたり、ピアノの前に座ったりしないと落ち着かなくなってくるんだよね。そういう時はどうしてもやらなきゃならないわけで、ほかに選択肢がないんだよね」

ちなみに、ザ・ビートルズの名曲“ヘイ・ジュード”は、当時幼かったジュリアン・レノンに、ポール・マッカートニーが送った曲といわれている。


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