ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ワンダー参加のカヴァーALを来年2月にリリース

ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ワンダー参加のカヴァーALを来年2月にリリース - 1980年作 『マッカートニーⅡ』1980年作 『マッカートニーⅡ』

ロックンロール以前の時代のカヴァー作品集を来年リリースすると明らかにしていたポール・マッカートニーは、このアルバムが2月6日にリリースされ、エリック・クラプトンやスティーヴィー・ワンダーらをゲストに迎えていると明らかにしている。

トラックリストなどはまだ明らかにされていないが、ポールは楽曲が子供時代に影響を受けた作品のカヴァーと新曲2曲という構成になることを明らかにしている。

ポールは今回収録された楽曲はその後自分が作品を書くインスピレーションとなった楽曲で、「ジョンやぼくがいろんなもののベースにさせてもらった」作品なのだという。

さらに今回カヴァーした楽曲についてポールはこう語っている。「自分で作曲をするようになってみると、今度のそれぞれの楽曲がどれだけよく出来ているのかってあらためて思い知らされて、ぼくとしてはこれらの楽曲にいろいろレッスンを受けたと思ってるんだよ」。

「ぼくはずっとフレッド・アステアみたいな人ってかっこいいと思ってきたし、作曲家でもハロルド・アレンとか、コール・ポーターとか、こういう人たちは不思議な力を持ってると思ってきたんだよね。その後、自分もソングライターになってみると、こういう人たちの作曲の作法は本当に美しいんだってわかってきたんだよ」

さらに今回のレコーディングの様子についても次のように語っている。「すごく自然な成り行きでオーガニックな感じで進んで、ビートルズをやっていた頃のやり方を思い出したよ」。

「まず曲を持ってきて、いろいろいじってみて、やり方が見えてくると『じゃあ、テイクを録ろうか』と。みんながそれぞれ自分のやるべきことがわかってきた頃にはもう曲も身体で憶えてるっていうね。そういうことをやってたわけで、つまり、スタジオでライヴ・テイクを録ってたんだね」

さらに選曲についてポールはこう語っている。「みえみえな曲を避けたいというのがぼくには重要だったから、今回のクラシック・スタンダード曲は多くの人にとってあんまり馴染のないものになると思う。だから、嬉しい驚きになってほしいと思うよ」

ポールはこのアルバムについて以前、次のように語っていた。「ぼくとしてはビートルズをやってた頃からこういうのをやってみたかったんだよね。でも、そのうちロッド(・スチュワート)がそういうカヴァーばっかりの作品をやっちゃったからさ(ロッド・スチュワートが1930年代や40年代のアメリカのスタンダードをカヴァーした『グレイト・アメリカン・ソングブック』シリーズのこと)。それで、ロッドの後追いにならないようにやんなきゃなって思ってね」


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