現地時間の９月７日、アメリカはハリウッド行なわれた第25回MTVビデオ・ミュージック・アワード2008で、ブリトニー・スピアーズが最優秀女性アーティスト・ビデオ賞、最優秀ポップ・ビデオ賞、そして最優秀ビデオ賞の３部門を受賞。復活を音楽ファンに印象づけた。

昨年のVMAに出演し、そのパフォーマンスの評判が芳しくなかったブリトニー。アルバム『ブラックアウト』発売後も何かとトラブルが絶えず、ファンをやきもきさせたが、今年は見事期待に応えた。まず、銀色のボディ・コンシャスなドレスを纏って登場したブリトニーだが、まずそのシェイプされたボディに驚いた人も少なくないのでは。映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』で人気を博すコメディアン＝ジョナ・ヒルとのコントでも役に徹し笑いをとるなどした。

アワード内では、パラモア、クリスティーナ・アギレラ、リアーナ、ピンク、ケイティ･ペリー、ジョナス・ブラザーズ（中継）らがライブを行なった。注目の新人シンガー＝ケイティ・ペリーはマドンナの“ライク・ア・ヴァージン”をマドンナへの敬意を込めてカバーした。また最優秀ヒップホップ・ビデオ賞を受賞したリル・ウェインは、レオナ・ルイス、Ｔ・ペインらを迎えメドレーを披露、会場を大いに盛り上げた。

昨年最優秀ビデオ賞を逃し、「もう２度とMTVには出ない」と激怒していたカニエ・ウェストだが、なんと今年も登場。念願の（？）しんがりとして、同アワードのフィナーレを自身がフル・ボーカルを執る初披露の新曲“Love Lockdown”で締めくくった。

主要な賞の受賞者は下記のとおり。
■最優秀ビデオ賞／ブリトニー・スピアーズ“ピース・オブ・ミー”
■最優秀新人アーティスト賞／トキオ・ホテル“レディ・セット・ゴー”
■最優秀ロック・ビデオ賞／リンキン・パーク“シャドウ・オブ・ザ・デイ”
■最優秀ヒップホップ・ビデオ賞／リル・ウェイン“ロリポップ”
■最優秀監督賞／エリカ・バドゥ“ハニー”

MTVビデオ・ミュージック・アワード2008についてその他詳細は下記MTVオフィシャル・サイトをご確認ください。